痙攣が収まると、彼は指の動きを止め、私を強く抱き締めた。
「花菜ちゃんは今、イッたんだよ。今の感覚を覚えればイキやすくなるからね。花菜ちゃんは感度がいいから、すぐにもっと気持ち良くなれるよ」
私の髪を撫でながら、彼は優しく言った。
一気に昇りつめ、びくん、びくんとした律動的な収縮と下半身の痺れは、骨盤の中に流れ込んできた血液がすーっと引くように静まっていった。
今のがイクという感覚なのか。私は前戯でイカされたのだ。これよりもっと気持ちいいことがあるというのか。徹さんなら、もっと凄いところに私を連れて行ってくれそうな気がして、胸が弾んだ。
私達は体を起こし、水を飲んだ。明るいうちに花菜ちゃんのアソコを見せてと彼は言い、私の股を開き、顔を埋めた。仰向けに寝た私の膝を立て、M字に開かせ、脚の間から彼の顔が見えた。彼は小陰唇を手で開き、クリトリスを舐めた。
彼の舌に触れたクリトリスは敏感に反応し、植物の芽のようにちょこんと見えるクリトリスの亀頭が充血し、ぷっくり勃起していった。大陰唇や小陰唇まで、いつもより赤く、ぽてっと肉厚になっている。
彼は、クリトリスを舐めながら、肛門の入り口と膣の間の会陰に指を這わせた。舌先の形や角度を変えながらクンニリングスを続け、私は再びイカされた。
私は放心状態で彼の胸に抱かれていた。彼は濡れた口元をタオルで拭い、水を飲んだ。私の甲に手を重ね、淡いグレーのトランクスに導いた。トランクスの下にあるであろうペニスは硬かった。
私は勃起したペニスを見たことは一度もない。私が触れたトランクス越しのペニスは、私の想像を超えた大きさだった。ペニスは勃起すると、こんなに大きくなるのかとあっけに取られた。サランラップの芯が思い浮かぶ。こんな太い物が膣に入るのか不安になった。口に入れるのも大変に思われた。
恐る恐るトランクスにテントを張るペニスに触れた。勃起したペニスは窮屈そうにトランクスを押し上げている。