Snowpiercer


新年初恐怖。

ホラー映画のテーマは、日常が狂ってく様な恐怖から、ゾンビ・さらにはクリスマスをモチーフにしたものなど、いろいろありますよね。こんなに何でもテーマになってしまうホラー。


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もちろん、「新年」をテーマにしているものも、たくさんあるんです! 大晦日に殺人ゲームに巻き込まれたり、復讐劇が始まったり、ましてや怪電波に狂ったり...今回は、「ニューイヤーホラー映画」を10本をご紹介します。
 

■New Year's Evil (1980)


1980年に発表されたサイコホラー

女を憎む連続殺人犯により、年が明けてから開催されているコンサートで女を殺害していくとの犯行予告。年があけ本当に殺人が行われ、パンクロック歌手ダイアンは最後の1人になると宣言されます。

80年代のスラッシャーとあって、雰囲気や設定などは古くさいものですが、お正月をテーマにしているホラーといえば必ず名前が出る有名な作品です。


■ Bloody New Year (1987)


別タイトル『タイムワープ・ゾーン』。若者6人がヨットで暗礁し、孤島へ迷い込む。そのホテルは人気がなくなぜか新年の飾り付けが。そこで起こる数々の超常現象と、犠牲者がゾンビになって襲ってくるというジワジワ系の設定で、救いようのない展開。『エルム街の悪夢』の影響を色濃く受けた作品といわれています。


■Terror Train (1980)


大学生活最後の大晦日、SLを貸し切ってパーティを楽しむ学生達。密室の社内で1人、また1人と殺人事件が起こります。

殺されて行く人物が過去のある出来事に関わっていたとわかり、残された仲間も次第に恐怖が。調べても見つからず、意外な状態になっている犯人。今見ると割と想像がつきそうなものでもありますが、オバカな学生達がやられていくお決まりの展開、まぁありですよね。


■Fear Itself - Episode "New Year's Day" (2008)


邦題は『Xデー』。人気海外ドラマ『Fear Itself』より、新年を迎え目を覚ました主人公コリンは街の異変に気付き、ボーイフレンドの家に逃げようとする。

ゾンビ×恋愛もののストーリーで、二日酔いによって失われていた前日の記憶も徐々に戻り、男女の恋模様が...と言うお話。よくあるゾンビとはひと味違うホラーです。


■Steel Trap (2007)


大晦日の日にとあるパーティに呼ばれた男女が、ゲームと言う名の下、犯人によって名付けられた「あだ名」にちなんで殺されていく、痛い系スラッシャー映画。

邦題は『JIGSAW タワー・オブ・デス』で、タイトルからも想像がつくかもしれませんが、レンタルビデオ店などではよく『SAW』シリーズと同じ感じで扱われています。最終的に犯人に関して、上手く出来ている部分もありますし、ちょっと無理矢理感を感じるものも。


■The Signal (2007)


大晦日に、テレビやラジオから発せられた怪電波によって人々が殺し合いをしだすという、なかなか不思議なストーリー。

謎の電波によって狂ってしまった人、正気ではあるが生き延びるために殺人を犯す人、終始殺し合いのスプラッターシーンが満載の作品です。ちょっと後味の悪いストーリーに、独特の視点きりかえに翻弄されたりとまさに謎映画。

ちなみにこちらのローレンス監督の『The Signal』とは別物。


■Life Blood (2009)


大晦日のパーティで男と口論になり、殺してしまったレズビアンカップルの片割れ。さらに、帰りの車でネズミまでひき殺すと、超常現象が起きて片割れは失神。そして神様が出て来てあら大変。

人殺しな彼女を助けるという願いの代わりに、2人はヴァンパイアにという、ビックリ展開な作品。キレイなお姉さんが大好きな方なら、目の保養になる...そんな1本です。


■Sickness House (2006)


大晦日、家族や友人とのホームパーティで伝染病が発生し、感染者は次第に幻覚などを見たり人を襲ったりと、閉鎖感・疑心暗鬼・狂気といった感じの作品の様子。

日本での公開もなく、DVDも日本語対応版がないため、こちらの作品を鑑賞する事は難しそうですが、トレーラーの感じだと幻覚が心霊系だったりゾンビ系っぽい感じに作用しているのかもしれません。


■End of Days (1999)


シュワちゃん主演のアメリカのアクション・ホラー映画。2000年を目前にし、悪魔を宿した選ばれし女性からサタンが生まれようとしている

シュワちゃん演じる元刑事のジェリコがサタンに対抗し、阻止しようと奮闘するホラーアクション。派手なアクションにサンスペンス、ホラー要素もしっかりとあり、アメリカで大ヒットした作品。

そして、個人的な1位はお正月題材と言う訳ではないですが、年の切り替わりのシーンが印象的だったこちら。


■Snowpiercer (2013)


日本では2014年に公開された、韓国・アメリカの合同作品。地球温暖化を防ぐために散布された薬品により凍りに覆われ氷河期を迎えてしまった地球では、1年で世界を1周する永久機関による列車が走るだけ。

その中では、後方車両から先頭車両に向けて厳しいカーストがあります。前方車両の上流階級の人間は、最下層を虐げたりなぜか子供を連行したり...。最下層のもの達が前方車両の謎を解くため、力づくで前に進んでいくSFアクション・スリラーです。


Snowpiercer

最下層の人たちの強さがかっこいい!


一番印象的なのは、1年で1周ある地点を迎えると新年になり、最下層と上層の武装集団との戦闘シーンで、新年を迎えた瞬間いったん戦闘が止まり「ハッピーニューイヤー」となる所。この場に及んで!? な気持ちにもなりますし、その後血の海と化しますが一瞬の祭り感がいい。

物語の設定や映像の見せ方、キャラクター設定、上層階の真相なども「おお」となるものが多く、個人的には2014年の映画の中でトップに入る作品です。


いかがでしたか? 新旧様々な作品がありましたが、大晦日から年明けをネタにしているとだけあって、やはりパーティ的な内容が多いですよね。 新年早々こんな展開は嫌だ! と言う声もありそうですが、あえてご覧になってみてはいかがでしょうか?

お正月ののんびりゆるーい雰囲気に飽きた時には、こんなホラーを見ながらドキドキしたり、ちょっと「うわー」な雰囲気を味わいましょう!


New Year's Evil (1980) Trailer
BLOODY NEW YEAR Trailer - The Cinema Snob
Terror Train (Trailer 1980)
Fear Itself - New Year's Day
Steel Trap - Trailer
The Signal (2007) Official Trailer #1 - Horror Movie HD
Life Blood - Trailer International
Sickness House (2007) - Official Trailer
End of Days Official Trailer
『スノーピアサー』予告編

イチカ

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