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今年は筍がやられちゃってるのよ、と開口一番そう言ったのは、里山の麓で小さな野菜販売所をやられている農家のお母さんだ。毎年桜が満開になる頃には葉山の竹林で朝掘ったばかりの筍を持って来て下さるのだけれど、今年は根こそぎやられているのだという。犯人は、猪だ。
「この辺りじゃ30年前に猪と鹿は全滅したんだけどなぁ」
居合わせた地元のおじいさんが話し始めた。
「たぶん、5年前くらいに丹沢から山伝いに歩いて来たんだよ」
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野生鳥獣の農作物への被害は深刻ですよね。私のご先祖様が眠るお墓の周りは筍栽培をしている山なのですが、猪の被害は甚大で、お墓まで荒らされています。母方の故郷では、猪、キツネ、サル、タヌキといった動物が農作物のみならず、ゴミをあさりに民家まで来るそうです。奈良公園の周辺ではシカが近隣の民家に現れるそうです。このシカたちは神の遣いのため、ジビエにもできないそうです。
動物たちの住まいを奪ったのは人なのですが、その動物たちをまた売り物にする人もいて。
地球上での共存は変なバランスの取り方をしているように思いました。
ラジオ、聴けないエリアにいて残念ですが、頑張ってください。
小原信治(著者)
>>1
そんなバランスの崩れがそのまま人間社会の歪みのような気がしてなりませんね。
こんばんワン。猪は、美味しんですか?食べたことないし、食べられる肉だとも思っていませんでしたが、狩りをして猪をぼんやり見ている狩人が、泣きべそかいてる様にしか想像出来なくて、うっ声をころして笑ってしまいました。
小原信治(著者)
>>3
猪肉、おいしいですよ。