閉じる
閉じる
×
海辺で暮らしているとなんだか心が穏やかになる理由のひとつに、生きてゆくのに欠かせない「海の恵み」がいつも目の前に広がっていることもあるのかもしれない。
週末に覗いた、葉山は森山神社の「までいなマーケット」。「真手いな」とは福島県飯館村で使われている「手間暇惜しまず、丁寧に、心を込めて、じっくり」という意味の方言だ。そんな「までいな」な暮らし、商売を実践する葉山周辺の人たちが手作りの品々を持ち寄ったマーケットであり、ワークショップであり、情報交換の場で、僕は当たり前のように目にしているからこそ忘れがちな海の恵みについて改めて教わった。
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
コメント
コメントを書く
までいなマーケット、地域の素敵なコミュニティですね。
天然の塩や砂糖、沖縄や八重山に行ったとき、本当においしいなと思いました。自然と共存し、自然の恵みに感謝し生きていく、理想的なライフスタイルだなと思います。
小原信治(著者)
天然の塩ってのは、料理を本当においしくしてくれるんだなあと改めて感じたイベントでした。そんな塩が手間さえ掛ければ無料で手に入るのにどうしてお金を払っておいしくもない化学食塩(当社比です)を昔の人たち(母親世代です)は文句も言わずに買ってたんだろう。その手間が浮いた時間に何をしてたんだろう。なんてことも思ってしまいました。家事の手間を省き、時間を作ることで、趣味とか習い事とか、人生を豊かにする為の新たな消費を作り出そうとしていたんだなあと、市場の思惑が透けて見えたような気がしました。別にそれ自体が悪いと言ってるわけじゃないんですけどね。