生まれたときは嘘みたいに柔らかかった娘の足の裏がだいぶ硬くなってきた。這い這いや掴まり立ち、柔道の受け身みたいな遊び(仰向けに寝転がった姿勢で両足を床に叩き付けるのに合わせて「どん、どん」と声を掛けてやると嬉しそうな顔をする)なんかをするようになって足の裏に筋肉がついて来たのだ。自分の足で立って歩くのに必要な筋力が。