2021年7月31日土曜 曇り時々晴れ
娘が心待ちにしていた夏休みの小旅行を延期した。4連休同様、浮き輪と水中眼鏡をつけた娘を連れて朝から海水浴。先日の台風で巻き上げられたせいで多少の濁りはあるものの、海は心地良く冷たい。凪の波間で何度も水平線と平行に泳ぐ練習をする。バタアシが少しずつ様になってきた。
近所に住む小学生の女の子がサーフィンの練習をしている。といっても波がないのでボードの上に立つ練習だ。アクアラングをつけて素潜りしている子どもたちもいる。みんな笑っている。娘も波に身体を持ち上げられて「ジェットコースターみたい!」とはしゃいでいる。子どもたちの笑顔に大人のひとりとして安堵する。海で楽しそうに遊んでいる彼らとて夏休みの自由を失った子どもたちなのだ。不要不急の外出を控えなければならないのは当然理解できるし、大人には涼しい家の中で映画でも観ようかとか、オンラインで繋がって飲もうぜなんて別の選択肢がある。でも、子どもの選択肢は限られている。友達とは外でしか遊べないし、成長過程で自然に親しんだりすることも大切だ。子どもを持つ親たちにとっては今年も艱難辛苦の夏休みなのだろう。想像するだけで胸が痛い。