アスリートたちが蝋の翼で太陽を掴もうとするイカロスのように見える。命懸けで競技に挑んでいるように見えてしまうからだ。感染リスクと酷な暑さ。それでも挑むのは皮肉にも命を危険に晒すようなリングの上でしか「生きている実感」を得られないというボクサーの性とも似ているのかもしれない(というのはあくまで僕個人の印象であり、勝手な想像でしかないので気を悪くされる方がいたら申し訳ないのだけれど)。