人生の3分の1は眠っているそうだ。ならば心地良い方がいいに決まっている。毎晩眠っている娘を見ているといつも思う。4歳児と張り合ってどうするんですか、というかかりつけ医は言った。1年ほど前。健診で気になることはないかと聞かれたときだ。娘のような無臭のバナナ便を出すにはどうすればいいかを質問したら、苦笑いとともにそう言われたのだ。言わんとしていることはわかる。誰もが加齢とともにあちこち不調を抱えながら生きていくものだ。折り合いをつけて。騙し騙し。

「素晴らしく快適な眠りについて」
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