東京での予定が立て込んでいるとき、ビジネスホテルに泊まることがある。狭苦しいホテルの部屋にいると、ついテレビをつけてしまう。どうしてだろう。3センチしか開かない窓越しの風景のせいだろうか。無機質なビル群と渋滞の列。コートの襟を立てマスクをつけて足取りを急ぐ息苦しそうな師走の人々。密閉性が高く音は届かないのでまるで無声映画を観ているみたいだ。水平線の向こうに見える稜線も切手のように小さい。
草の根広告社
「だらだらと年だけを取っていく」
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