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茜さす夕照の浜でおじいさんがひとり凧揚げをしていた。
僕は砂浜から海抜15メートルほどまで坂道を昇ったところにある西海岸通りからその姿を見ていた。いつものランニングの途中だった。冷たい潮風が凧を空へと引っ張り上げてゆく。おじいさんは
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凧揚げをする人、愛を語らう人、何もない海岸に感情を色付けしてくれますよね。そんな海岸が消えていくのは何だかさみしい気がしますが、自然の流れに沿った現象ですからね。でも少しでも手を加えることでその風情が残るのであれば嬉しいですよね。
海岸のように自然侵食でなくなるもの以外にも、たくさんのものが豊かになることでなくなってきているように思います。里山の風景、土地の風習など…昔の人が守り続けたものは受け継いでいかなければならないのでしょうね。
小原信治(著者)
>>1
そうですね。長い間受け継がれて来たのは『理由』があると思うんです。その『理由』を知ることが必要だと思います。