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マクガイヤーチャンネル 第27号 2015/8/10
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こんにちは、マクイガイヤーです。
前回の放送『最近のマクガイヤー8月号』は如何だったでしょうか。
ちょうど遊びに来てくれた編集者の瀬川卓司さんにゲスト出演して頂き、充実した回になりました。番組で紹介した卓司さん編集による本はこちら。
メカニカルデザイン解体新書 (玄光社mook) ー やまだたかひろ (著)
どちらもお奨めです!
さて、お楽しみ頂いているマクガイヤーチャンネルですが、今月は夏休みスペシャルということであと3回放送があります。
まず来週8/14(金)19時より、自宅からニコ生中継を行います。
昨年のように自室にあるあれやこれやを、初めて我が家を訪れるアシスタントのやまだや皆さんに紹介する予定です。
ちなみに昨年の内容はこちら。
この日だけいつもより放送開始時間が早まりますのでご注意下さい。
翌日8/15(土)20時から、友人であるオタク大賞名誉審査員のナオトさんをお呼びして「アラフォーオタクの生態」をテーマにトークを行う予定です。
ナオトさんのブログ : http://otabanushi.blogspot.jp/
コミケの後にでもご覧ください!
そして8/22(土)20時から、ニコ生マクガイヤーゼミを行う予定です。
テーマは『今だからみたい戦争映画』になります。
……等々を観ておいて頂けると分かりやすいです。
間に合えば塚本晋也版『野火』についても語るかもしれません。
ちなみに『軍旗はためく下に』はDVD未発売ですが、名画座で観るほかに、北米版DVDを米Amazonで買うのが観易いですよ!
さて、前回の続き、今年の夏映画鑑賞ガイドです。
ちなみに星は五つで満点になっております。
ニコ生でもお話しましたが、もう一回。
本作は細田守アニメと同じく毀誉褒貶激しい映画です。その理由は、本作が国民的映画だから……というよりも、原作が国民的に大ヒットし、時代のあれやこれやを映した漫画だからでしょう。
「原作と違う!」という理由で楽しめない人がいるのも分かりますし、原作をなるべく活かす形で映画化する方法もあったと思うのですが、本作の凄さは原作を改変した部分にあります。それも、単なる改変じゃありません。なんと主人公が「童貞」なのです!
勿論、原作の主人公であるエレン15才も童貞でしょう。ただ、原作のミカサは子供の頃に命を救われたという理由でエレンにベタ惚れしています。童貞を捨てようと思えばいつでも捨てられるのです。
一方、実写版のエレンは20代、童貞だと周囲にバレたら厳しめの年齢です。
この実写版エレンの初登場シーンが、なかなか気が利いています。不発弾の上で腕組みし、壁がみえる世界を睥睨するのです。この不発弾は、漫画版とは世界観が若干違うことを示唆すると同時に、何かやりたい――爆発させたいことがあるのだけれども、まだ何もやれないし、そもそもその何かが何なのかもイマイチはっきりしないし、具体的にどうすれば良いのか分からない心境を表しているわけです。つまり、口だけの童貞です。20代なのに仕事をすぐ止めてしまうニートという設定もピッタリです。その後、ミカサに惚れていることをピエール滝に指摘され、怒ったりもします。
色々あって二年後、エレンは死んでいたとばかり思っていたミカサと再会するのですが、なんと彼女は映画オリジナルキャラであるシキシマの右腕にして恋人になっています。演じるのは一時期の及川光博みたいなトゥーマッチな演技をする長谷川博己です。
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