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マクガイヤーチャンネル 第40号 2015/11/9
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おはようございます、マクガイヤーです。だんだん冬の足音が近づいてきました。この位の時期が一番脇汗かく季節ですね。有働アナが他人とは思えないです。
前回の放送は如何だったでしょうか?
「そこまで恵比寿マスカッツが好きだとは思わなかった」と驚かれたりしましたが、自分に言わせれば、いまテレ東深夜バラエティー(とMXのワイドショーとNHKの『バリバラ』)を観ないなんて人生損しています。まるで平成ライダー対昭和ライダーのような、初代マスカッツVS二代目マスカッツというアングルが今週も観れるかと思うとドキのムネムネが止まりませんね!
今後の放送予定ですが、以下のようになっております。
○11/14(土)20時~
「マクガイヤーゼミ特別編 オタクのためのアート教室 第一回」
やまだを講師に迎えて、オタクのための絵画教室をお送りします。
初回は自分や新アシスタントがデッサンを教えて貰う予定です。果たして(おれは)きちんとしたデッサンを描けるのか?
○11/21(土)20時~
「最近のマクガイヤー11月号その2」
月一回お送りする予定の「最近のマクガイヤー」ですが、12月は特別編成のため、11月中に2回行うこととなりました。
いつも通り、最近面白かった映画や漫画について、まったりとお喋りする予定です。
オタク大賞名誉審査員のナオトさんがゲスト出演してくれることになりました。
ちなみにナオトさんのブログはこちら
○11/27(金)20時~
「マクガイヤーゼミ特別編:『切りグラフ ふせんで作る ウルトラマン&ウルトラ怪獣』発刊記念 切り絵とウルトラ怪獣の夕べ」
以前、番組に出演してくれた編集者にしてデザイナーのKilligraph(キリグラフ)ことタクジさんが、ウルトラ怪獣の切り絵を題材とした本を出版します。
これを記念して11/27~12/13の期間、勝ちどきの@btfにて展示会が行われます。
展示会詳細 : http://www.shopbtf.com/at/killigraph2015初日にオープニングパーティが行われるのですが、会場からタクジさんと一緒にニコ生中継を行います。
切り絵と怪獣の魅力について語り合う予定です。
怪獣大喜利もやっちゃうかも?
パーティと番組観覧はどなたでも御参加できます。是非お越し下さい。
○12/5(土)20時~
「ニコ生マクガイヤーゼミ 今だから復習したい『007 スカイフォール』とサム・メンデス」
12/4(土)より『007』シリーズ最新作『007 スペクター』が公開されます。
そこで、前作『007 スカイフォール』と両作の監督であるサム・メンデスについて解説する予定です。
是非とも『スカイフォール』を観賞してから放送をお楽しみください。
○12/26(土)20時~
「Dr.マクガイヤーのオタ忘年会2015」
例年お楽しみ頂いている「オタ忘年会」。2015年のオタク的トピックスやアイテムについて独断と偏見で語りまくる予定です。
とりあえず、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』については絶対に触れる予定です。
以上、乞うご期待!
遺言 アーカイブ
さて、前回のブロマガの続きです。
ヒトが属する分類群である哺乳綱霊長目の動物――霊長類は、一夫多妻制もしくは多夫多妻制をとっている動物が多いです。たとえばゴリラは一夫多妻制、チンパンジーは多夫多妻制、オランウータンは緩やかな多夫多妻制をとっています。テナガザルのように一夫一妻制をとる霊長類は、どちらかといえばマイナーな部類に属します
一夫多妻制と一夫一妻制をとる動物の違いとして真っ先に挙げられるのはオスとメスの体格差です。
昆虫の多くがそうであるように、本来、子供を産む性であるメスの方が、体格が大きくなり易い性質があります。しかし、卵生にしろ胎生にしろ、メスの方が卵子の形成や出産に時間やエネルギーをかける必要があります。なにしろ、卵子は精子の何十倍も大きいのですから。
つまり、メスは卵子や胎児の育成に忙しく、オスはそうでもない。すると、オスの方が繁殖にあぶれ易くなります。
あぶれたオスは何をするか――メスを巡って競争します。この競争が物理的肉体的な闘争、すなわちケンカとして現れた場合、体が大きく力の強いオスが競争に勝ち、体が大きく力の強い形質が子孫に受け継がれ、体が大きく力の強いオスがどんどん増えることになります。結果として、メスよりもオスの方が体格が大きくなります。ライオン、オットセイ、ゾウアザラシ……これらはどれも一夫多妻制をとり、オスの方が体格の大きい動物です。
メスを巡る競争が物理的なケンカではなく、見た目で行われる場合もあります。クジャクの尾羽、シカの角、セミの鳴き声、ホタルの発光、ガや酵母菌が出すフェロモン……これらはその動物が自然界でサバイブするために重要な要素ではなく、むしろ生存率を下げる場合すらありますが、メスにアピールし、同種のオスとの競争に勝ち、子孫を残すという意味では重要な要素です。そして、クジャクやシカは一夫多妻制であり、繁殖期にハーレムを作ります。
ゾウアザラシのオスはメスの約4倍、ゴリラは約2倍の体格差があります。一方、ヒトのオスとメスの体格差は1.2倍程度です。また、ヒトはオスとメスに顕著な外形的な違いはありません。オスの方が見目麗しい尾羽を持っていたり、角が大きかったり……というのはないわけです。
それでも、ヒトは時に一夫多妻制をとる場合があります。
たとえば、集団内でオスの数が著しく減るような場合です。イスラム社会では、古代から戦争が相次ぎ、戦争未亡人が多くなりがちでした。そこで、寡婦や孤児を社会に溢れさせないため、一夫多妻制がとられたと考えられています。
また、社会的階層の上位で一夫多妻制がとられる場合もありました。貴族や王族の側室制度、権力者の愛人……ヒトが動物の一種族である以上、できるだけ多くのコピーを次世代に残したいという欲求からは逃れられないのです。
結局のところ、メッセージを送ってきたユーザーは十数人いました。
全員と同じ場所で会うのは考え物です。私以外の皆はそれなりに面識があり、私のことは誰も知らない状態にあります。皆、私の話を聞きたがるでしょう。
私は私の話をしたいのではなく、皆から皆の話――皆と祖父の関係性についての話を聞きたいのです。
そこで、プロフィール欄や「日記」をよく読み、その中の数人と個別に、一対一で会うことにしました。
街中で、思わず視線で追ってしまう女性。話す時に、思わず声が上ずってしまう女性。そして、祖父が一人暮らししていた部屋に残されていたエロ本やエロDVD……祖父の女性の好みは良く分かっていました。
まず会うことにしたのは、プロフィール画像のルックスから、最も祖父好みであると判断した女性です。
更に、年齢は20代後半、独身です。職業が占い師という点のみ少し気になりましたが、最初に会って話を聞く人物としては最も適当でしょう。
仮に、名前をA子さんとしましょう。
「祖父の話をする」そんな名目で、新宿の喫茶店で待ち合わせをし、話を訊くことにしました。
実際にお会いしたA子さんは、プロフィール画像とほとんど変わりの無い美人でした。意外です。これまで何度か、それまでネット上でしか付き合いの無かった人物とオフ会した経験があるのですが、女性は皆SNSの画像よりブサイクというのが定番でした。
色々と話を訊いていきます。こういう時のコツは、相手に尋ねるだけでなく、タイミングよく自分の話もすることです。「そうなんだ、私はね……」と、競うように自分の話をするような流れに自然と持っていくことができれば大成功です。
A子さんが祖父に興味を持ったのは、著作を読んだことがきっかけとのことでした。そういえば後年の祖父は自己啓発的な著作を何冊も書いていました。占い師は基本的にフリーランスで個人事業主だそうです。会社組織に属さず、個人事業主としてやり続けていくためには自己管理が重要です。面白かった自己啓発本の著者に会い、著者が運営しているコミュニティを私塾のようなものと勘違いして参加する……というのは自然な流れです。
あるいは、本当に私塾だったのかもしれません。A子さんの口からは盛んに「色々なことを教わった」だの「勉強になった」だのといった言葉が出てきました。
それなりに話も盛り上がり、時も過ぎ去り、夕方になります。こういう時、新宿は便利です。街の雰囲気から、近くの居酒屋に行くことになりました。
アルコールが入ったせいか、それとも占い師という職業を褒めまくったせいか、もしくは私が初めて異性に告白して失敗した話を楽しんでくれたのか、それとも兄弟でお互いの部屋から裏AVを盗みあった話が大ウケしたせいか、機嫌の良くなったA子さんが聞き逃せない一言を漏らしました。
「実は、先生から告白されたことがあって……」
(この続きは有料でお楽しみください)
コメント
コメントを書く「面白いのは、著作の発売時、講演や対談、テレビや新聞等への露出といった「大きな仕事」「重要な仕事」の前に「日記」を書く頻度が特に上がっていたことです。日記の内容も、まるで自慢のような新しい仕事のアナウンスから、知り合いの文化人との人間関係の愚痴、時には編集者や対談相手の悪口まで書かれています。
祖父のことをある程度知っている自分は、思わず笑ってしまいました。
どんなに自分を大きくみせようと、祖父は(自分や兄貴と同じく)小心者なのです。新しい仕事、大きな仕事の前には「果たして自分は上手くやれるだろうか」と不安を覚えます。そういった「小さな自分」「如何わしい自分」「中途半端な自分」を追いやり、一時でも心の平安を保つためには、愚痴や悪口をはっきりと目にみえる形で表出する必要があります。相手は自分以上に「小さく」「如何わしく」「中途半端」、そう心の底から信じ込む必要があるのです。」
はじめまして。有料会員の者です。
この部分がもし岡田さんと中村さんのイザコザのことを書かれているのだとしたら、ちょっとあまりにも不公平に見えました。誰だって部下のミスを庇うをために、身内内の会話で相手を「バカ」とか言うことはよくありますから。東浩紀さんなてしょっちゅう言ってますよ(東氏に関しては、東氏の会社を辞めた従業員に対して、給料や労働環境を個人的に尋ねてきて、話を盛ってネットに晒そうとする異常なアンチまでいますが…。)。ましてや中村さんはメールの中で先に岡田さんのフリックスシステムを批判しているのだから、「中途半端に成功した人は世の中がわかってない」と返すぐらいは普通だと思います。また、ここでフリックスシステムの賛否の議論はしませんが(プラトンの時代からある面白いアイデアですが)、明らかに中村さんに叱られた部下への「気にするな」というメッセージも読み取れます。
その内部情報をフリックスのメンバー?の人が、吉田豪という人物に先にアポ取りして(Twitterで拡散させる約束を取り結んで)から、匿名リークという形でツイートしましたが、私にはこの一連の流れがとても下世話で気持ち悪かったです。(岡田さんや中村さんのファンというよりも、吉田氏に雇われてカネを払ってフリックスに入ってる人なのかな?とすら思いました。)
それから、(ネットやSNSを中心とした)世間の人が持つ岡田さんの印象は、吉田氏や相関図屋氏による〝佐野氏叩き(オリピックエンブレム)〟にも劣る愚劣な活動でせいでずいぶん変容しましたが、そういう印象操作の「後」で、A子さんのような人に会って話を聞いてもほとんど無意味でしょう。記憶やイメージは後から入る情報によって改変されるし、人間は誰でもを自分を正当化、美化したいし。前提としている空気や尋問の仕方によっても変わりますし。
岡田さんとA子さんの両人を突き合わせて過去の記憶や行為の真意の一つ一つを整合、あるいは関係を調停させていくのならまた別ですが。
このブログの登場人物に、せめて、「中村さんにリークする前に、吉田氏とツイートのタイミングの打ち合わせをする岡田ファン」や、「自分の性器の写真を送って占い師の女性に警察に通報された相関図屋氏」のこともやんわり登場させてみては……。
また、いい加減なデマ(プロ書評家を名乗る吉田氏はTwitterで岡田氏に関する完全なデマを流し、フォロワーに事実と違うことを指摘されても無視した)や都合良くバイアスをかけたイメージを週刊誌や友達の芸能人に言いふらしまくってメシのタネにしている吉田氏の姿なども。
総じて2ちゃんねるや相関図屋氏や吉田氏の卑劣な印象操作に毒されている感が強い、というのがブログを読んでの率直な感想。
もっともマクガイヤーさんが中村氏と「今後」うまくやるためにはこういうブログも必要なのかもしれませんが…。
少し悲しくも思いました。
HN ゲンロンカフェの人