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マクガイヤーチャンネル 第51号 2016/1/25
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おはようございます。マクガイヤーです。


今後の放送予定ですが、以下のようになっております。

○1/28(木)20時~

「最近のマクガイヤー 2016年1月号」


いつも通り、最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。

『ど根性ガエルの娘』『藍の時代-一期一会-』

・年末年始テレビ番組事情

『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』

『イット・フォローズ』

『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ3』

『ヤクザと憲法』

『山口組三代目』『三代目襲名』『山口組外伝 九州進攻作戦』奇跡のDVD化

『ホークアイ:L.A.ウーマン』

その他諸々について語る予定です。

 

○2/13(土)20時~

「ニコ生マクガイヤーゼミ 『オデッセイ』と火星で生き延びる方法」

2/5(金)より期待のSF映画『オデッセイ』が公開されます。

アンディ・ウィアーのSF小説『火星の人』を原作とする本作は、ウンコを利用して土壌改良した土でじゃがいもを育てたり、ジェット燃料から電気分解で水を入手したりと、サイエンス・フィクションの魅力がたっぷり詰まった作品です。

そこで、映画『オデッセイ』の魅力について主に科学的な側面から解説する予定です。

 

是非とも『オデッセイ』を観賞するか、原作小説『火星の人』を読了してから放送をお楽しみください。



以上、ご期待ください。



今回のブロマガですが、連載はちょっとお休み。
50号達成を記念して、皆様からお寄せ頂いた質問に答えますよ。
なお、質問文は内容を変えない範囲で一部加工している場合があります。


ちなみに前回までの質問コーナーはこちら。
質問コーナー 第1回
質問コーナー 第2回


7. 映画やアニメの番組にはあまり興味ないので、サイエンス関係の番組をしてください。
最近、プリオンが植物を介して感染するとかいう記事を読んだのでその解説とか、性病や身近な感染症の解説と対策法の番組が見たいです。


ありがとうございます。
おかげさまでサイエンスをテーマにした回は評判が良く、嬉しい限りです。
感染症のをテーマにした回は以前に1度放送したのですが、

別の観点からまたやろうかという計画もあります。
プリオンや性病の解説というのも面白そうですね。



8. 以前からマクガイヤーさんはゲロとレイプのある映画が傑作であると主張されていますが、まだ理解出来ないままでいます。
マクガイヤーさんのロジカルで面白い説明で詳しく納得させてもらえたら嬉しいです。
ロボコップ特集で巨匠バーホーベンは、観客の見たいものと見たくないものを同時に見せるという事をおっしゃっていました。
何故、そういった物を見せられると「傑作」という事になるのか、あともう一歩踏み込んで解説していただけると理解できそうに思います。


はい。以前「戦争映画を観るときの10のチェックポイント」でも書きましたが、大事なことなのでもう一回書きましょう!
関係ないですが、三四郎の「なんで二回言ったんだよ?」「絶対伝えたいからだよ!」というくだりは爆笑ですね。

きちんとしたゲロ&レイプシーンがある映画は、それだけで頭一つ抜けた映画である、ゲロ&レイプシーンにまで気を使うということは、その他のシーンにも気を使っているということである、ひいては、きちんとしたゲロ&レイプシーンの存在は、その映画が傑作であることの証明である――私はそう考えています。

それでは「きちんとしたゲロ&レイプシーン」とはどういったものでしょうか。改めて説明しましょう。


まず「きちんとしたゲロシーン」ですが、これは「口から吐瀉物が地面や便器に流れるさまを、きちんとカメラで捉えたシーン」のことです。洋便器の前で屈みこんでゲーゲーやってるところを背後から捉えるとか、いきなり頭がフレーム下に下がってゲーゲーいう音だけ聞こえるとか、そういった描写では足りません。口と吐瀉物、この二つがきちんと画面に映っていることが肝要です。

「きちんとしたレイプシーン」とは何かというと、「むりやり挿入されている瞬間をきちんと描いているシーン」のことです。「や、やめてー!」→「暗転」→「泣きながらシャワー」なんてシークエンスは認められません。ちんこやまんこを直接画面に出す必要はありませんが、苦痛に耐える女優の顔や、快楽に笑う男優の顔を画面に映して欲しいものです。
とはいうものの、登場するキャラクターや映画のジャンルによっては、こういった描写がなかなか難しい場合もあります。ヒロインが幼い女の子の場合「股からボタボタ垂れる赤い血」等で、レイプを匂わせるような描写をやっているかどうかが、一つの試金石になるでしょう。

何故ここまで「画面での直接的な描写」に拘るのかというと、映画というメディアが、映像表現によってキャラクターの心情や感情を表現することで物語を伝えるものだからです。
だから、なるべく台詞やナレーションに頼らず、映像だけで心情や感情、作り手の意図を伝える映画が良い映画ということになります。
つまり、「哀しくて悲しくてつらい!」と台詞で叫ばせるのではなく、頬を一筋ほろりとつたう涙で表現するとか、「おれは怒ってるんだぞ!」などとわざわざ言わせるのではなく、睨むような目つきや握り締めた拳のアップを入れるとか、「おれは生まれ変わったぞ!」と宣言させるのではなく髪を切ったり髭を剃ったりするシーンで表現する方が、映画的に上手い描写といえるのです(例外はありますが)。
そして、人間が人間として人生を生きる時、表情や涙や身振り手振りだけでは伝わらない、極端な心情や感情というものがどうしても発生します。そういったものを表現する場合、「ゲロ&レイプ」という極端なシチュエーション、悪趣味なまでにカリカチュアライズされた表現は最適です!!
言い換えれば、ゲロは心の涙であり、レイプは心の陵辱である……いや、肉体と共に心が陵辱されたことを示すのに最適なシーンであるというわけですね。



9. 家族に作りたいのでパンケーキに乗っていたチリビーンズのレシピを教えてください。


Twitterでアップしていた昼飯の写真のことですね(笑)。
あのパンケーキは私が作ったものではなく、川越のマチルダというお店で食事した時に注文したものなのです。
料理が美味しいのは勿論ですが、店内も楽しげな雑貨がいっぱいで、子供と一緒に定期的に通っています。
川越に遊びに来た時は是非行ってみて下さい。
おすすめはチリビーンズパンケーキや濃厚チーズフォンデュパンケーキのような、甘くないつけ合わせを載せたパンケーキです。
ただ、土日の昼時はいつも混んでいるので、ご注意ください。



10. 次回の放送では是非、アベンジャーズの特集をお願いします。もしくはターミネーターを!!