『21世紀の戦争と平和』の第七章「日本はみずからテロを呼び込もうとしている」で日本が集団的自衛権でテロ戦争に関与していったとき、日本にテロを呼び込む危険性について言及しました。以下主要点抜粋。
第七章の目的
米国同時多発テロ事件後、米国の主導で西側諸国は「テロとの戦い」に入っていきましたが、世界では逆にテロ活動が活発化しています。
西側諸国は中東への軍事介入を止めることが何よりも求められます。イスラム社会が自治を任せられたとき、その指導者が西側社会に進出して軍事行動を起こすことはありません。逆に西側諸国がイスラム社会に軍事的に介入していけば、テロを招くことになります。
それはすでに英国、フランス、スペイン、ベルギーで起こっていることです。テロの標的は「ソフト・ターゲット」といわれる警備の薄い民間施設です。
日本が集団的自衛権でイスラム社会に軍事協力を深めていけば、
コメント
コメントを書く2001年9月11日を以って米国は「テロとの戦い」を創作し、世界支配に乗り出したと私は観て居るのです。
これまでの前半はアルカイダとオサマ・ビン・ラデインを犯人に仕立て上げ一定の成果を上げてきましたが、その仕掛けの嘘が本国と西欧でばれてしまい、その代わりに今度はISを犯人に仕立て上げ「テロとの戦い」を演出しています。
日本は集団的自衛権は憲法違反だという国民的コンセンサスを以って米国の「テロとの戦い」に一定の距離を取ることに成功してきましたが、残念なことに今回の参議院選挙を経て状況は一変し、議会人、主流のメデイア、国民全般、一部は積極的、他は本質が見えないまま、米国が進める「テロとの戦い」という世界戦略に巻き込まれてしまったと私は判断して居ます。
何度も言って恥ずかしいですが、テロは米国が世界支配を実効的に行う為の創作物なんです。しかし、西側のメデイアはテロリストをあたかも怨念に駆られた敵の如く報じ、戒厳令の実施を正当化するのに奉仕しているのです。それは飛んでもない欺瞞なんですが、それを欺瞞と感ずかれないように実施者は実に巧妙に演出し、それを鵜呑みにし記事にしているのです。
こういう欺瞞の支配構造から抜け出すことは至難です。我々はこういう構造が矛盾に耐えられずローマ帝国が滅亡したように自壊を待つしかない。さはさりながら、私たちの不平のぶつぶつには構造自壊を少しでも促進する効果はあるかもしれないと思って頑張るしかないと思っています。
アルカイダやイスラム国が、NATO軍や米軍の攻撃を「十字軍」と呼ぶことで明らかなように、キリスト教国を「敵」と考えている。
そんな戦争に、キリスト教国ではない日本が、なぜ参戦しようとするのだ。
空港だと金属探査機などでチェックされるが、首都圏や関西などに数え切れないほどある駅のどこでも、どの電車でも、ごく小さな爆弾を仕掛けるだけで、一瞬にして数百人の命が奪われる。一日で数万人を殺害することだって容易なのだ。しかも乗車券さえ持っていれば、全くの無防備で、正にテロのやり放題なのだ。
それにも関わらず安倍首相は、テロリストを挑発し続けている。非常の場合は「米軍が助けてくれる」と思っているのかも知れないが、米軍にはテロ対策の戦術もないし、日本の治安を守ることは米軍の任務には含まれていない。