今日本は歴史的に厳しい時代に入っている。
 一気に日本が階級格差を拡大する社会、米国に一段と従属する社会に突入しそうである。
 今、日本にはいくつかの政治課題がある。
 ①原発の再稼働
 ②TPP
 ③増税
 ④集団的自衛権、これによる自衛隊の米国従属化の一段との進化
 ⑤中国との対立の恒久化
 こうした中で、安倍首相を中心とする自民党の目指すものは明確である。
 日本が独立して以来、最も右寄り、格差社会を志向する政権が出来ようとしている。
 国民はこれを志向してはいない。
 しかし、いま国民の投票の行き場はない。
 リベラル政党は完全に政権をつりうる可能性を消滅させた。
 日本は民主主義を標榜しながら、国民の望む政策を実現してくれる可能性をなくしつつある。
 この中、リベラルは結集できるのであろうか。
 悲観的見通しの一つが前回の東京都知事選挙である。
 私は立派な候補者が出たと思った。宇都宮氏である。
 宇都宮氏は