東京10区補選は、10月23日に実施され、自民若狭勝氏(59)(公明党推薦)対、民進党鈴木庸介氏(40)(共産、生活、社民協力)となった。
東京10区は比較的自民党支持が多い。
今、東京は何となく小池ブームで、その参謀的役割を果たしてきた若狭勝氏が優位とみる向きが多い。
しかし、決して、野党側が勝てない選挙区ではない。
1: 過去の衆議院選、票を見てみたい
年 自公 野党合計
2014年 小池 50.7% 44.5%(民主、共産、生活)
2012年 小池 53.7% 46.3%(民主、未来、共産)
2009年 小池 43.3% 56.6%(民主47,2%、共産)
2005年 小池50.0%、小林興起対小池で異色の選挙
2003年 小林45.2% 53.4%(民主、共産)
2:上記票を見れば、小池個人人気
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順当であれば、小池氏に利があるかもしれない。ただ冷静に見れば、違った局面が展開されてもおかしくない。
当事者には申し訳ないが、第三者的に、候補者同士と後見役同士を比較してみると、面白い戦いではないか。候補者と後見役両者を比較すると、高齢化し世間ずれした汚れたイメージと若く新鮮なイメージが直観的に目に焼き付いてくる。後見役同士のカラーは、グリーンと純白であり、目に焼き付くイメージにかなり差が出てくる。人によって違うかもしれないが、私は白の方を好みます。多くの人にお聞きしたらどのような結果が出るであろうか。
主張面では、野党側候補は、「格差」を強く訴えているのが強く印象付けられ、与党側候補は、政策より「小池氏を前面」に出しているのが印象付けられる。若狭氏は、小池氏のように独自路線をとったわけでなく、自民党の公認であり、小池氏のイメージが通用するかどうか、二匹目の土壌がいるかどうか、都民の目が気にかかるところである。
残念ながら、東京では小池氏の優位は動かないであろうが、勝てないながらも鈴木氏には精々善戦して、安倍政権を少し慌てさせてほしい。
むしろ、正念場は福岡のほうだ。自民の支持が真っ二つに割れているだけに、野党候補には十分勝機がある。何としても頑張って安倍政権に一泡吹かせるとともに、蓮舫民進の船出を飾って欲しい。