原発の危険を発信続けている元駐スイス大使村田光平氏からのメールです。
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元国連職員の松村昭雄氏から寄せられたメールをお届け致します。
同氏とは福島4号機の危険性を協力して世界に訴えた経緯がありますがこのたび竹本修三京大名誉教授の見解を踏まえ、新たに浮上した福島2号機危機への真剣な対応を共に世界に呼びかけ出しております。
別添の入口 紀男熊本大学名誉教授の見解は、下記の通り日本の将来を深刻に憂慮させるものであり、また、予見される国際社会の反応もあり、対策として建設費が100兆円ともいわれる石棺の要否についての検討を急ぐ必要があると思われます。
「1~3号機のデブリのおよそ半量の138トンが未反応であろうと考えられます。その未反応のデブリは、濃度と形状によっては、あるとき周囲の水を中性子減速剤として核分裂連鎖反応を起こし得ま
コメント
コメントを書く安倍首相は、原発事故は「アンダーコントロール」といって、オリンピックを誘致し、誘致に成功した。
このまま、野放しにしておけば、安倍政権はオリンピックが終わるまで、この深刻さを世界に発信することはないでしょう。科学的に世界に訴えかけるデーターが不足しているから、公式的な見解発表ができないのであるのか。危機的状況をどのように、科学者の世界で科学的論理的に訴えかけられるか、マスコミに説得力ある説明をできるかにかかっている。全人類的な問題であり、危機を煽るのでなく、充分な現状分析データーの裏付けがあれば、原子力協定、利権など取り巻く原発再稼働などの壁を乗り越えられるのではないか。科学者の間に、危機意識が共有されていかなければ、なかなか力を得られない。どのようにしたら、危機意識が広がっていくのであろうか。多くの科学者が共有できなければ道が開けない。
もはや日本一国だけでは解決できないし、日本だけでなく世界の環境に長期にわたって深刻な影響を与える。日本の技術なら解決できるなどと背伸びせず、世界に実情を訴え、世界中の科学技術者、そして社会学者も糾合して問題に取りくむ必要がある。どこの国で起こっていたとしても、非常な難問である。人類的課題である。だから世界の協力を仰ぐことは少しも恥ずかしいことではない。他のことは誤魔化せても、放射能だけは物理的事実として、誤魔化しようがない。様々な問題を抱える日本だが、今の最大の急務、国家として全力で取り組まなければならない課題は、福島事故の収束であり、放射能の害を少しでも軽減させることである。100年以上かかるかもしれない。これは、日本が子子孫孫背負って行かねばならない難事であるが、このことに全力を挙げて正面から取りくむことによって、得られることも必ずあるはずだ。まず政治が福島の状況を逃げずに直視することから始めなければならない。
村田光平氏が以前から訴えておられることですね。
技術的な詳細はわかりませんが、使用済み燃料やデブリの処理の困難さは素人でも想像できます。果たして完了できるのか、できたとしてもいつ頃か、それまでどのように環境汚染が拡大するか、考えると恐ろしくなります。
それゆえ、だれもちゃんと言い出そうとしない・・・次世代にツケを回すには深刻すぎるでしょう。国を挙げて取り組むことで、廃炉・放射性廃棄物処理関係の技術が否応なしに発展するのではないでしょうか? そこから、新たな日本や世界の原子力技術のすすむべき道が見えてくる気がします。
困難ですが、勇気を持って発信し、動き出すしかないでしょう。
私は原子核及び素粒子論の物理学者(古い表現)ですから、ここに記述されていることは可能性として直ちに理解できます。しかし、専門が異なる地球物理屋さん、工学屋さんに理解できるのでしょうか?まぁ、ここに記されていることはそれほど難解でありませんが。また、これから遠き未来に発現するであろう分子遺伝学的知見等を隠し通した我が国。酷い国だよな!
原発事故収束の方法を科学的に論究する孫崎さんのこのような発言の提供を感謝したい.この問題はとっくの昔から議論されているべきものの事は,少しまともな科学者ならば解っている事だろう.
しかし,事故収束が政治によってねじ曲げられ,事故原因と責任などが遮蔽・隠蔽される事で,福島県とその周辺に住んでいて被害を受けた人々の健康と命と生活までもが,政権を支える紛い物の科学者達による大規模な実証試験データ収集の対象と化しているような気がしてならない.データ収集側としては予算は税金でふんだんにつくし,こんな大規模なフィールドはまだ誰もやった事の無い世界だから,背反の道徳意識さえ持たなければさぞかし興味をそそる研究だろう.
事故原子炉は「石棺」でしか処置出来ない事は,事故直後から良心的な科学者によって指摘されて来た.そもそも事故直後のNHKの発表データを聞いても,私の様な初心者でも推察出来る核燃料の溶け落ちメルトスルーさえも容易には認めず,可能な限り人々に事故を小さく見せようとの思惑からか,政府と東電は「帰還」と言う希望をもたせるような小手先の言葉や,小手先の対策をしながら原発事故の責任と所在隠しや不誠実な政府対応に終始し,一貫して人々に「諦め」と「慣れ」を植え付け押し付けて来ているように思える.「原発避難者」への支援打ち切りなど言語道断だ.
未反応の核燃料デブリ存在とその反応特性の指摘は興味深く,事故収束が容易ではない事を再認識した.アベさんは東京オリンピックまでは原発事故は収束と装うのだろうが後は野となれ山となれ.オリンピック後の人々の怒り発生の押さえ込みまでも見据えて,現在の「共謀罪」とか国家主権を狙う民主主義破壊の「緊急事態条項」制定の政権思惑の動きが連動か?などと危惧してしまう.
いずれにしても,アベさんがアンダーコントロールと言い切った福島第一原発沖の海だが,あまり広くは知られていない様だが,NPOいわき放射能測定室たらちねの測定結果を見ると,福島第一原発から南側へ4km,陸から1km離れた海水(表面)でも「0.10Bq/L」のセシウム137を検出(2016年9月採水)しているほか,その他の各所の海水深度でもそれを上回る濃度の測定結果を得ている.あの気の遠くなるような膨大な量の海水で希釈されてもこの汚染拡散だ.どこが日本は安全安心なのだろうか.東京オリンピックは放射性物質でおもてなし?.
そのうち世界がアベさんの「アンダーコントロール」の嘘に気づくだろうが,今,本物の科学者や技術者の粋を集めて真剣に事故原子炉の処置・対策を議論し講じなければ,いずれ世界から海を汚染し続けている日本に非難が集中するだろう.この状況を素早く察知してか,スーパーなどの店頭では以前にも増して日本海や九州産の鮮魚類を多く見かけるようになっている.(2017年2月15日)
福島原発の再臨界という恐ろしい可能性、そして財政超赤字に起因する円の信用失墜は解決策を考案し起こるのを避けねばならない二つの大問題です。尖閣防衛なんて言っている場合じゃない。にも拘わらず尖閣一本に執着するのはこれら大問題から国民の目をそらす陽動戦術と見られても矛盾がない。出来るだけ早く代わりの政権をこさえないとえらいことになる。