1: 一般的に、「ゾルゲ情報でソ連は日本軍がソ連極東侵攻しないことを知り、極東ソ連軍はソ連欧州部に移り、ドイツ軍の攻撃下のソ連を救った」は元占領軍G2のウイロビーガ広げた説である。
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ウィロビーが1952年『赤色スパイ団の全貌-ゾルゲ事件-(SHANGHAI CONSPIRACY THE SORGE SPY RING)』を出版しました。 「非米活動調査委員会」は共産主義の脅威を追求していました。
『赤色スパイ団の全貌-ゾルゲ事件』の記述の一部を見てみたいと思います。
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太平洋戦争の直前、ソヴィエト赤色スパイ団の一味が日本において検挙された。
このリヒアルト・ゾルゲを首魁とする赤色陰謀団は、世界スパイ史に空前のものと言われているのである。
ゾルゲ博士およびその一味の仕事の方法は現在
コメント
コメントを書く太平洋戦争前の日本の方向性を問うものであり、ゾルゲの役割を否定しているが、一定した見解が出ているものはないようだ。
当時、陸軍は北進論、海軍は南進論を主張しており、資源確保の南進論が優勢な状況であった。ゾルゲの進言の時期も問題になるが、果たして、スターリンがゾルゲの進言を信用してそのまま受け入れたかどうか疑問がある。スターリンは全面的に対ドイツ戦線に投入することなく、一部はシベリアに温存していたという説もある。いずれにしろ、日本は諜報活動が簡単にできる国としか言いようがない。秘密保護法、共謀罪防止法など整備しても、思想信条より、目の前の金銭に眼がくらむ国民性は、つかみにくい、わかりにくい国民性とみられるのでしょう。
ゾルゲ事件の歪曲的解釈でソ連脅威論を補強し「赤狩り」に資したのは初耳です。まー他の国の権力も大なり小なり本質的には同じなんでしょうが、私の知る限り、米国は想像を絶する酷さですから、さもありなんと思います。
先日亡くなったズビグニュー・ブレジンスキーさんは中国人とロシア人を支配しなければ、「米国の世紀」(世界を資本の所有物にする)の達成は難しいとか言って著書も出し、ロックフェラー家からいたく称賛され、その後、成立したネオコンという活動集合体の言わば教祖的存在でした。
ロシアで共産党が凋落し、世界が平和になるのかと私は大いに期待したが、今の状況は全くの期待はずれ。その理由は、米国支配層の関心はイデオロギーではなく、ヒトラーが求めたのと同じユーラシアのジオポリテイックなんであって、その為の戦は終わらないわけですから。世界は若干足踏み状況だが、その理由は、米国の内政が混乱の極みにあるからです。クリントン夫妻を始めとしてニューヨークタイムス、ワシントンポストまでもがロシア脅威を喧伝し、まるで内乱状態。親露もどきのトランプ大統領は只今風前の灯。今の米国は「赤狩り」ではないが、「ユーラシア・コンプレックス」に起因する「ヒステリー症状」だと私は診断しています。
肝心の日本はどうなのか?恐らく明治維新以降の日中関係史の歪曲的解釈に基づき中國脅威論を更に補強し「リベラル狩り」が本格的に始まだろうと私は観測するわけです。安倍政権の本質とはつまるところそういうところにあるわけですから。