A-1:事実関係1
オスプレイ、豪沖で墜落 3人不明 普天間から演習参加8月6日東京新聞
在沖縄米海兵隊は五日午後、オーストラリア東部沖で同隊所属の新型輸送機オスプレイの事故があり、行方不明の海兵隊員三人の捜索・救助活動が行われていると発表した。詳細は不明だが、オーストラリアの複数の地元メディアは、オスプレイが墜落したと報じた。死者が出る恐れがある。
事故機は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に駐留。飛行場のオスプレイは八月に北海道で陸上自衛隊と夜間飛行を検討している。米軍三沢基地(青森県)に展開し、北海道の演習場に向かう予定。
海兵隊によると、乗っていた二十六人のうち二十三人は救助。事故は通常の運用中に発生し、オスプレイは着水した。事故状況は調査中としている。
地元メディアによると、事故はオスプレイが米軍艦に着艦しようとした際に起きたとの見方がある。現場はオーストラリ
コメント
コメントを書く米本土では何処でも住民の強烈な反対に遭って飛ばせなくなったオスプレイが、日本なら何処でも自由に飛ばせるとはどういうことか。日本の住民になら、墜落事故で被害が出ても構わないということだろう。それに対して「ふざけるな!」という人間が支配層側に全く居ない不幸。住民がそう叫んだところで、対米依存派で埋め尽くされている権力側の「日本の住民を守るため」という嘘と詭弁、最後は実力行使で蹴散らされてしまう。
鳩山/小沢氏や首相だった福田氏は抗う姿勢を見せ、それで米側に引き摺り下ろされたとしても、一体どんな圧力(脅し)を受けたのか全く分からない。「我々の利益に反するから、もう辞めて欲しい」と単に言われるだけのことなら、アベが国民から そう突き付けられている今のように「辞めません。国のために責任を全うします」と居座り続ければいいでないか。米側の「もう辞めて欲しい」の後には当然「さもなくば」があると考えるのがフツーだ。それを かつて天木直人氏も孫崎さんとの対談で指摘され、「歴代の首相で誰か一人でもいいから、辞めざるを得なかった具体的な圧力とは何だったのか、それを国民の前に明らかにしてくれれば...しかし唯の一人もいない」-これでは国民全体によるバックアップは無理でしょう。それが米側の狙いでしょうが。
私は何度かここで言っていることは米国の主産業は唯二つ、ドルの印刷そして世界へのドル供給と武器の生産・販売です。オスプレイの不具合は一向に改善されず、米国内の使用は確か出来なくなっているのじゃないでしょうか。ところが、海外だと欠陥商品であっても昔からの腐れ縁で買ってくれる国があるのですね。そこを狙って、軍産複合体は押し付けて来る。当然、目的は投下資本の回収です。普通のビジネスであれば、倒産ものだが、主体が軍産複合体だから受入国は怖くて断れない。
日本やサウジはその典型的な顧客なのです。しかも、金持ち国。オスプレイだろうが何であろうが、米国が懇願すれば買うという米国にとっては実に美味しい国なのです。
聞くところに従えば、ロシアや中国は大戦後米国から繰り返し軍事的挑発を受けてきたので兵器作りは真剣そのもの。出来上がる武器は実戦的に洗練されていると言うのです。一方、米国の場合、生産者は私企業だから、売り上げ優先、吟味無しの購買者、その結果、質が低下するというのです。ベトナム戦争時、ロシア製の自動小銃は全天候型でメンテが簡単故障も無かった。米国のそれは好環境では実に流麗に結果を出せるが、高温多雨沼地での泥仕合では肝心の弾丸が筒から出なかったという。
露中対米がこのままにらみ合いを続ければ、兵器の能力差が開くだけでなく、米国の社会経済での内部矛盾が破裂し、その影響力は小さくなって行くに違いないのです。米国はもうそろそろ武で世界を支配するのでなく、或いは、ドルで「言うこと聞かない国」の首を絞めるのでなく、知と理で世界をリードしてもらいたい。米国にはまだナイスガイとナイスレデイ―が沢山おりますぞ。
自分とは関係のない国をもめさせて、それぞれに兵器を売るという発想。
これがどういう民族の発想であるのかは、知る者のみぞ知る。
ともかく、こういう発想は日本にはなじまないし、また、そもそもビジネスという名にも値しない。
そういう生業をやっている者には魂の救済もなく、安らぎもない。
日本列島には敵に塩を送った大名がいたという。そういう誇り高い歴史を思い出し、醜悪な者どもに追従するのはやめたい。