選挙には2つの側面がある。

 一つは投票する人の権利の保障。

 今一つは選挙に出る人の権利の保障。

 これまで問題視されてきたのは、投票する人の権利である。

 ここには新しい動きが出た。

 7日東京新聞は次のように報じた。

 「一票の格差」が最大二・四三倍となった昨年十二月の衆院選は違憲として、弁護士グループが東京1区の選挙無効を求めた訴訟の判決で、東京高裁(難波孝一裁判長)は六日、現行の選挙区割りについて「投票価値の平等に反し、合理的期間内に是正されなかった」として違憲と判断した。無効請求は認めなかった。」

 今一つ、投票される側、立候補する側の問題がある。

実はここにも深刻な問題が存在している。

それは供託金制度と、政党助成法の二つがあり、ここにも大変な不公平が実施されている。

私自身はこの問題を意識していなかったが、宇都宮 健児氏と糸数慶子さんとの対談で理解した。

 宇都宮 健児