『月刊日本④』掲載「握りつぶされた森友スクープ」
相沢冬樹は1962年生まれ。ラサール高校、東大法学部、NHK,大阪府警キャップ、司法キャップ等を務めた。
相沢:森友学園へ売却された国有地は、評価額の9億5600万円から、ごみ撤去費用の約8億2000万円が値引きされ、1億4000万円で売却されました。
大阪の司法担当キャップとして森友問題の取材を進めていた私は、2017年6月までに、近畿財務局と学園側との間で売却価格をめぐって行われた協議の内容をつかみました。
財務局は学園側にいくらまでなら支払えるかを尋ね、上限としておよそ1億6000万円という金額を提示していたのです。かう側の都合に合わせて価格を決めたと思われる行為で、財務局の背任を強く伺わせます。
しかし、このネタはすぐには放送できませんでした。当時のK社会部長は「報道局長に報告しないといけないので、少し待
コメント
コメントを書く官僚人事システムが、政治家主導になれば、マスコミを管理監督する総務省官僚は、政治家に支配されることになり、マスコミに対し、政治家関連の報道を細かく追及していくことになる。当然の成り行きです。人間の上下関係は組織の中では絶対であり、特に公的報道機関のNHKは、政治家を見て行動することになる。NHK関係者の善悪を問うのは酷でしょう。次の法案成立が、すべて現状の官僚のモラル低下、公僕意識の欠落につながっている。
内閣人事局人事支配制度については、日本維新の会が特に強く抵抗したようであるが、最後は野党の民主党が合意して、法案成立に至った。ウイキペディアによると、
2013年12月3日自民党、公明党、民主党は、国家公務員制度改革関連法案の修正合意。合意文書を交わし、2014年通常国会での法案整理について確認した。
3月法案が可決し、5月30日内閣人事局を発足させた。
私が安倍政治はファッショ政治だと言うと、自民党系の人はとても嫌がります。発展して日本への否定的な日本人と侮蔑的態度を取る場合もあります。安倍氏は日本に代替されるが如き倒錯に平気で彼らは陥るのです。ファッショとは呼ばれたくないからでしょう。
NHKの報道姿勢に内閣府”あたり”からRPT”あたり”から圧力がかかるのはやはりファッショと言えましょう。籾木とかいう人は去りましたが、その人物をNHKのトップに付けたのは麻生さんですし、その麻生さんがヒトラーから政治を学んでいる言っているわけですから、否定しようもありません。確信犯ですよね。
私にとって今のNHKは”民主主義の”RPT”民主主義の”メデイアではありません。スポーツぐらいしか信用できません。ソ連時代のメデイアは官営ですから、信用できないと言われていました。今の日本みたいにソ連のプラウダもスポーツだけしか信用できなかったと言われています。だけど、ソ連のケースはファッショとは言えません。ファッショとはそのバックに資本利益集団が居る場合に限られます。ヒットラーやムッソリーニにはちゃんと財閥が控えていました。日本の軍部独裁にもやはり財閥がいました。
今の日本に財閥はいないと反論が出そう。確かにそうですが、ようく観察するとそのバックにウオール街があることが分かります。従って、NHKの報道の歪みはファッショに違いない。これは明らかに政治の病理現象ですから、自民党が反省し、安倍体制を改善することが求められるのです。
小池英夫が報道局長になってから、ニュースで安倍政権に不都合なことが取り上げられると即座に局長から怒りの電話が来るようになったそうです。これをNHK報道局では「Kアラート」と言うそうです。こんなことが続く様になって部内では「これを出すとKアラートが鳴るよな」と自然と忖度するようになり、政府に批判的なニュースは流れなくなったと聞いています。
国民の目や耳はNHKによって塞がれているんですね。