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RT 6 Aug, 2022
ペロシは「中国の夢だった」-トランプ氏
https://www.rt.com/news/560369-trump-pelosi-china-taiwan/
元大統領は、「クレイジー・ナンシー・ペロシ」が台湾を巡ってエスカレートする口実を北京に与えたと述べた-
ドナルド・トランプ前大統領は、ナンシー・ペロシ下院議長の台湾訪問を「中国の夢」と呼んで非難した。トランプ氏は以前、中国の大規模な軍事訓練と米国との一部の外交関係の断絶につながったペロシ氏の訪問は、「大きな摩擦と憎しみを引き起こす」と主張した。
「クレイジーなナンシー・ペロシ、一体何なんだ?彼女は台湾で何をしていたんだ?」トランプは金曜日にウィスコンシン州で行われた選挙戦形式の集会でこう言った。「彼女は中国の夢だった。彼女は彼らに言い訳を与えた。彼らはその言い訳を探していた、彼女はそれを与えた。彼女が手を出すものは全て『それ見たことか』の事態になる」
ペロシは火曜日に台湾を訪問したが、それは外交的、軍事的結果をもたらすだろうと北京から再三警告を受けながら決行された。台湾は1949年以来、自国を統治しているが、中国はいまだに台湾の主権を主張しており、ペロシのような高官の訪問は台湾の独立を暗黙のうちに承認していると見做している。米国は、1970年代以降、「一つの中国」政策のもと、北京の台湾に対する主張を公式に認めている。
ペロシ訪台後、中国は大規模な軍事演習を開始し、台湾への貿易制限を課し、ペロシとその家族を制裁し、海上安全保障、国際法執行、気候変動などの重要問題でワシントンとの連絡を絶った。中国の軍事訓練が週末まで続く中、中国軍当局は米国側からの電話に出ることを拒否していると伝えられている。
トランプ氏は在任中、米国の外交政策を中東から中国に軸足を移すことを監督し、国防総省の2018年国防戦略では中国を「戦略的競争相手」の筆頭に挙げ、任期の大半は北京との貿易戦争を繰り広げた。2020年に中国の武漢からCovid-19が出現すると、トランプは直ちにそれを「チャイナ・ウイルス」と名付け、後に中国がその病原体で「世界を破壊する」と非難した。
しかし、米上院の共和党議員50人の半数以上がペロシ氏の訪台貫徹を称賛する一方で、トランプ氏は事前に「悪い考えだ」と主張していた。
「なぜナンシー・ペロシは中国と台湾に関わるのか。それは、問題を起こして より多くのお金を儲けるため、おそらくインサイダー取引や不正を働いた夫のための情報を得るためではないだろうか?」彼の問いは、この訪台に先立ち、ペロシの夫が、米国議会で半導体産業への補助金法案が可決される前に、半導体株を購入したことを指している。
しかし、ポール・ペロシはこの株を採決前に損失覚悟で売却しており、広報担当者は、売却を決断したのは、購入と採決を結びつける「誤った情報」に対抗するためだったと述べている。ペロシ氏は、夫とインサイダー情報を共有したことはないと否定している。
ペロシはまた、台湾滞在中に世界最大の半導体メーカーの会長と会談した。同社が計画しているアリゾナ工場は、ジョー・バイデン大統領が法案に署名すれば、米国の補助金の恩恵を受けることになりそうだからである。
「彼女が触れるものはすべて、カオス、混乱、そして『がらくた』に変わる」とトランプは続けた。「中国の混乱は、彼女が関与すべき最後のものだ...クレイジー・ナンシーはただ自分自身を押し込み、大きな摩擦と憎しみを引き起こす。彼女はとても厄介な存在だ!!」
米国の権力は、私の揺るぎない結論ですが、4頭政治です。
4頭とはまず党(共和か民主のどちらか、米国の帽子みたいなもの)、FRB(連邦準備制度)、軍産複合体、製薬カルテル、肥料、種、農業カルテル。
大統領は人気投票で選ぶだけで、帽子みたいなものですから、厳密に言えば、大統領を除く3頭政治と言った方が実態に合致します。
中国とロシアが米国を「原則無き無政府状態」と激しく批判するのは米国が4乃至3頭政治だからです。デモクラシーとはニューヨークのマフィアのパスタ屋の看板と同様で単なる表の看板なんです。日本のネトウヨは「そんなこと嘘だ!見えない見えないと手の平で目をふさいでいる」のです。
この地球で戦争を無くすのであれば、まず、米国のそういう3、乃至4頭のデーモンを崩壊させねばなりません。本来その崩壊へ導く運動は米国人の責任ですが、なかなか。従って、中露はその崩壊を目指して動き始めたのです。
議員の選挙がどうなるのか、大統領が誰になるかは、世界の良識にはマイナーだと私は考えてます。
米国は二大政党の共和党と民主党が交互に政権をとっており、支持率は数パーセントの差で勝負が決まっている。
日本は一時期野党が政権をとることもあったが、戦後一貫して自民党が政権をとっている。自民党は米国の共和党と民主党のどちらにも対応できる体質を備えており、国民の体質も米国の二大政党に相応した体質となっている。バイデンであろうがトランプであろうがどちらにも対応できるのである。
極端に言えば、日本国憲法があっても、米国の時の政権要請によって日本の方向が決まるのであって、米中が基本的敵対しない限り、日中も基本的に敵対しない。
問題は、今回の台湾問題のように、安倍氏台湾訪問が計画され、暗殺後、ヌーランド国務次官が日韓を訪問し、外交・防衛の実務官僚と打ち合わせしている。そのあとペロシ下院議長が台湾を訪問する不穏な空気の中で、中國は直接的抗議行動を米国に対しては控えながら、台湾の周囲を恫喝的に軍事演習した。日本に対してもEEZ内に5発ミサイルを落とし威嚇的軍事行動をした。
中國は「弱みと隙」を見せると、増長的行動取る傾向があり、侵略につながらない日米一体化は不可欠で、注意深い言動が求められるのでしょう。
>>3
なるほど。侵略につながらない日米一体化?それがどうやって保証されるんでしょうね。
米の軍産複合体は今後解体されるのは間違い無いが、その解体前に偽旗作戦を展開し、自衛隊と人民解放軍の戦いに発展させることだって、起こりえますね。その歯止めを自民党はどうつけるんでしょうかね。
RT 7 Aug, 2022
中国、米国がペロシ氏を台湾に送ったと考える理由を明かす
https://www.rt.com/news/560430-china-pelosi-military-pretext/
王毅外相は、米国が意図的にこの地域の緊張を高めた可能性があると述べた-
北京は、ナンシー・ペロシ下院議長(カリフォルニア州選出)の台湾訪問は、この地域にさらに軍を配備する口実を作ることを目的とした米国の策略の一部であった可能性を示唆している。
中国の王毅外相は、バングラデシュ訪問中の声明で、「米国が古い手口を繰り返そうとしている兆候がある」と述べ、日曜日に発表した。同外相は、米国は世界の他の場所で「まず問題を起こし、それを利用して自らの戦略計画を実現する」歴史があると明言した。
同大臣によると、地域のプレーヤーは、台湾周辺での米国の軍事的プレゼンスの拡大に反対する必要があるとのことである。北京は、「台湾は米国の一部ではなく、中国の領土」であり、ペロシの訪問に許可を与えることによって、米国はこれまで公言してきた中国の領土保全の約束を反故にした、とワシントンに想起させた。
王氏はさらに、制裁措置を含む中国の強力な対応について、「正当、合理的、合法的、必要、開放的、適切」であると述べた。さらに、問題の措置は、「米国が『台湾を利用して中国をコントロールしよう』とする試みを抑止する」ことを目的としていると付け加えた。
中国の外交官トップは、ペロシの訪問は台湾独立を支持する分離主義勢力を容認するものだと主張した。米国政府の第3位として、ペロシは分離主義者と手を組み、中国国民と戦ったのだという。
外相は、他国の内政に不干渉という原則を、国家と国家の関係の「黄金律」と呼んだ。「一方的ないじめが時折横行する今日、国際社会はこれについてより明確なコンセンサスを形成し、より強い声を上げ、国際法の基本規範を共同で守り、すべての途上国の正当な権利と利益を共同で保護すべきである」と述べた。
バングラデシュは声明を発表し、北京の「一つの中国」政策への支持をあらためて表明した。中国は、自治権を持つ台湾を、本土から離れた省であり、中国が主権を持つ領土の一部であると見做している。米国は長い間、中国の台湾に対する主権の主張を支持しないまでも、それを認めることを公式の政策としてきた。
北京は、ペロシの台北訪問に先立ち、彼女の訪台は中国の主権を損ない、米中関係を悪化させると繰り返し脅しをかけてきた。ペロシがアジア太平洋を訪問する数日前、ジョー・バイデン米大統領との電話会談で、中国の習近平主席は「火遊びをする者は火で滅びる」と警告した。
これらの警告を無視してペロシが台湾訪問を実行した後、中国はワシントンとの軍事・気候上の関係を断ち切った。
*
要は「台湾のウクライナ化」は許すまじ、ということだ。
オバマは台湾にあまり武器を売ってきませんでしたが、トランプは逆でした。孫崎さんがなんども引用した「米国は台湾海峡で中国よりも軍事的劣位」という内容の論文は、たしかトランプ時代に書かれたものではなかったでしょうか。
「米国は台湾海峡で中国よりも軍事的劣位」という内容に熱狂していたヒトビトがここで見受けられたようでしたが。
もちろん大統領によって政策はかわるし、その一方かわらないようにみえるものもある。現政権でも、おなじ民主党内でも意見がちがうようにも見えるし、しかしそのちがいを結果的に利用しているようにもみえる。
でも、単純なヒトビトも多いようです。
>>1
いつもながら、バカなマスコミでは入らない情報「ペロシの夫が、米国議会で半導体産業への補助金法案が可決される前に、半導体株を購入したことを指している。
しかし、ポール・ペロシはこの株を採決前に損失覚悟で売却しており、広報担当者は、売却を決断したのは、購入と採決を結びつける「誤った情報」に対抗するためだったと述べている。ペロシ氏は、夫とインサイダー情報を共有したことはないと否定している。
ペロシはまた、台湾滞在中に世界最大の半導体メーカーの会長と会談した。同社が計画しているアリゾナ工場は、ジョー・バイデン大統領が法案に署名すれば、米国の補助金の恩恵を受けることになりそうだからである。
的を得てますね。
そうそう今回の孫さんの情報は、いままでの民主党も共和党も同じのアメリカ政治が
トランプ登場から共和党が第2次世界戦争以前の「欧州不介入」の共和党に
「トランプ共和党」になってきたという情報提供です。
これは田中宇さんのずっといわれている、隠れ多極主義「資本」と他国干渉「帝国」との暗闘です。
私にはこの考え方が複雑な世界を一番理解できます。