A―1;BBC[が脱ドル化なら「100%の関税かける」とトランプ次期大統領
トランプ次期米大統領は、新興国9カ国からなるBRICSが米ドルに対抗する新たな通貨を創設した場合、100%の関税を課すと脅した。
BRICSは、中国、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカに加え、現在はイラン、エジプト、エチオピア、アラブ首長国連邦(UAE)も構成国となっている。
ブラジルとロシアの主要な政治家たちは、米ドルの世界貿易における支配力を減らすため、BRICS通貨の創設を提案している。しかし、内部の意見の不一致から進展が遅れている。
トランプ次期大統領は、「これらの国々には、新しいBRICS通貨を創設せず、また強力な米ドルに代わる他の通貨を支持しないという約束を求める。そうでなければ100%の関税に直面し、素晴らしいアメリカ経済での売り上げに別れを告げることになるだろう」と投稿。
しかし、一部のトランプ支持者は、こ
孫崎享のつぶやき
トランプ。「BRICSの国々には、新しいBRICS通貨を創設せず、また強力な米ドルに代わる他の通貨を支持しないという約束を求める。そうでなければ100%の関税に直面する」 現時点、まだBRICS通貨創設の時期ではない。脅して、あたかもBRICS屈したような印象を与える。トランプの手口
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トランプの手口は下品ですね。
1970年代から1980年代、米証券界は企業乗っ取り合戦時代でした。乗っ取り仲介業で名をなしたのが投資銀行ファースト・ボストンのパートナーであるブルース・ワッサースタインでした。交渉のテーブルを拳骨で叩き、大声で吠え、席を立って部屋から出る演技を厭わなかったのです。この男と同年齢でマンハッタンの土地恐れられていたのがトランプです。
このトランプはアトランテック・シテイのカジノ経営で失敗しました。だが、銀行団との折衝で「清算せずトランプというタグを使って事業継続するほうが成算ありではないか」と説き伏せ、大統領まで上り詰めたのです。
トランプは米国を昔経営したカジノみたいなものだと認識している筈です。プーチン・ロシアと習近平・中国を当時のカジノ銀行団に見立ていることでしょう。でも違うんです。ロシアも中国も既にドル離れしてしまっているのです。輸出品はルーブル、人民元で支払いを受け、輸入品の決済は相手次第。BRICS共通通貨はドルが完全に破綻した場合の代替手段なのです。
国際金融がどういうものであるかトランプとトランプ政権は知らない。従って、デベロッパー時代の恫喝は効かない。
MAGAを目標にするなら、当然BRICSの新決済システムは目障りであろう。とはいえ、ドルを武器化し、ロシアのドル建て資産を凍結したり、SWIFTからロシアを排除して、ドルを安全資産と思えないリスク資産として印象付けたのは、民主党政権とはいえアメリカ帝国自身ではないか。
それに、貨幣は信用があるから使うもので、使わないと関税をかけるぞ!みたいな脅かされて使うものではないだろう。グローバルサウスがBRICSによる新決済システムが魅力的に見えるなら、そちらに流れるだけだろう。
関税は、実際には輸入国民が払うものだから、最終的にはアメリカ帝国の庶民が負担するだけだ。アメリカ帝国の国内需要においてアメリカ帝国製品に競争力があるのか疑問だし、どうもやたら関税、関税というトランプ2.0はナゾである。
まぁ、関税の問題については、成り行きを見極めたいところだ。
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