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選考基準:国際社会を理解するために参考になる本を選んだ。国際社会を知るためには間に理論や出来事を知ることだけではない。何はさておいても、人間を知る必要がある。その中で、読んで感動した本を列挙してみた。

第1位:カズオ イシグロ著:『わたしを離さないで』、
 国際社会で活動する際には如何に相手社会の内面に食い込めるかである。この本は2005年TIME誌の最高傑作小説に選ばれている。この本の繊細さは、日本人で生まれ、英国で教育を受けた者にかける世界である。 同じ作家の『日の名残り』も秀作。

第2位:イザヤベンダサン著「日本人とユダヤ人」
日本人社会をこれだけ適格に、冷徹に分析した本はない。第一級の日本人論である。我々が日本社会の何処に問題が潜んでいるかを最も鋭く指摘した。日本人で、物を考える人間のグループに入りたいのであれば、絶対に読まなければならない必読の書

第3位:中野孝次著『清貧の思想』