今、原発の再稼働に向けての動きが急である。

 「再稼働はありえない」と思っている浜岡原発ですら、28日読売は「中部電力は、浜岡原発電で建設中の防波壁を22メートルにかさ上げ工事を始めたと発表」し、福島原発事故を津波とみなし、津波対策で再稼働をしようとしている。

この点に関し2つ指摘したい。

第一に福島原発が如何なる原因で事故に遭ったかの調査を何ら行うことなく、新しい基準をもうけ再開どうしようとする安全委員会の無責任さである。

福島原発一号機は安全委員会の人の内部での現場検証はまだないはずである。東電関係者以外で中に入った川内元衆議院議員は、津波だけでなく地震で事故が起こったと推定すされる写真を撮ってきた。しかし、東京新聞を除き、他の報道機関はどこも報じていない。

次いで理論的面である。さまざまな人が指摘している。私は石橋克彦神戸大学教授(当時)の発言に注目している