コミュ力というと、喋りが上手いとか空気を読まないといけないと思われがちですが、空気を読める人がコミュ力高いとは限りません。逆に空気を読むというよりは、空気をぶち壊して自分のペースに巻き込むような人もいますが、そのような人たちの方がコミュ力が高いと思われがちです。コミュ力が高いという人はそもそも何か秀でているのでしょうか。
コミュ力が高い人というのは、対人不安や対話不安に対する対策が上手いだけです。
コミュニケーションで失敗したとしても、自分が立ち直る方法や自分たちの立場を元に戻す方法、ストレスから逃れるための方法などを知っています。
コミュ力を高めるために必要なのは、喋るのが上手かったり外向的であるとか自信家であることも必要はないということです。
コミュ力に必要なのは対話不安対策です。
コミュ力が高いと思われている人は、そのほとんどが生まれつき喋るのがうまかったり対話能力が高かったというわけではなく、職業的な訓練であったり経験によって、コミュニケーションで不安を感じたとしてもそれを乗り越えてストレスを自分で処理するための方法やテクニックを持っています。
例えば、話すのがとてもうまいコメディアンの人も意外と一人の時間を設けていたり、自信溢れるカリスマ経営者のような人でも定期的に引きこもって一人の時間を作るようにしていたり、自分なりのストレス対策を持っている傾向が高いということが分かっています。
ということは・・・
対話不安対策を行いさえすれば誰でもコミュ力は高くなる
のではないかというのが今回の内容です。
本当にコミュ力が高い人たちの特徴とは?
1. 対人不安・対話不安の処理が上手い
感じないわけではなく、処理が上手いということです。処理することが上手くなると、変に傷ついたり抱えたりすることもなくなり、すぐ次のコミュニケーションに進むことができるようになります。慣れてくると気にもならなくなります。
ネガティブな感情も処理することが上手くなってくると感情自体が安定して、それにより、対人不安や対話不安を感じづらくなります。
感情を安定させる習慣を持っていると言い換えることもできます。鍛えて上手くなるというよりは、普段からの処理するスピードを上げていくということが大事です。
2. 寛大で動じない(ように見える)
コミュ力高い人は寛大で動じることもあまりなく、人に影響を受けることも少ないように思われます。周りに流されることもないし、自分が強行的に何かを進めることもないという動じない状態が大事です。
自分のやるべきことやその話題の中で重要なことに注目できたり、嫌な面がある人であってもその人の良いところに目を向けて付き合うことができます。人に対して全部が良くないと駄目だと考えてしまい、ダメなところばかりに注目していては全てがダメな人になってしまいます。自分がその人と付き合う時に最も重要になる部分が良ければそれでいいわけです。
寛大で動じないように見えるというのは、注意力のコントロールが上手いということです。相手のいいところだけに集中しようと思えばそれができるわけです。ダメなところに気づいていてもそれが自分にとって関係のないところであれば良い面だけに集中することができます。
3. 開放性が高く新しいものや見たことがないものに積極的(なように見える)
開放性に関しては、遺伝子である程度決まってしまいますので、後天的にはあまり変わりませんが、彼らは普段から挑戦する習慣を身につけて、成功するために色々な新しいことに手を出します。
それがコミュ力にも活きてきます。
彼らは新しいことに挑戦するというような感覚を持って新しい人に会い、その人の良いところを探したり付き合いを構成していきます。そうすると、相手の意外な特徴にさえも新しいものを発見したような感覚で興味を持って向き合うことができます。相手が予想外なことをしたとしても、裏切られたと感じるのではなく、それを意外で面白いことだと思えます。
この3つを持っているとコミュ力は圧倒的に高くなります。
対人不安の処理が上手くて、感情を安定させる習慣を持っていて、寛大で動じないぐらいの集中力と注意力のコントロール能力があり、開放性が高くなるように普段から挑戦する習慣を身につけておくことによって、相手の意外な一面も受け入れることができる人です。
この3つの能力を鍛えるための方法をガッツリまとめています。
↓ここから先の続きの内容は・・・
・対人不安とコミュ不快感に強くなる方法
・コミュ負荷を減らすメントレ3種盛り
・まるで外向的にすら見えるCZ拡大戦略