あなたの最近の新しい学びは何ですか?


今コロナの影響もあり、現場の仕事が不安定になってきたために新しいことに挑戦しようとしている人も多いと思います。

未経験でも新しい業界で挑戦したいと、転職をしたり今考えているという人もいると思います。


今回は、お金を稼ぐにあたって一番勉強するべきジャンルはなんだろうかという相談をもとに、新しいことを学ぶ力についてまとめてみたいと思います。

Q. 「お金を稼ぐにあたって一番勉強するべきジャンルは何だと思いますか?」


この相談に対してのDaiGo師匠の答えは以下のような内容でした。

お金を稼ぎたいのであれば価値を提供する必要がありますので、使える知識を学び実際に使ってみることが大事です。

そのために一番勉強するべきジャンルは、自分がどのような仕事をしていくのかということにもよりますが、その仕事をするにあたって必要そうな知識を2つ、あまり関係なさそうな知識を1つぐらいの比率で学ぶようにしてみてください。

例えば、投資に興味があるのであれば投資に関する本を2冊と全く関係のない本を1冊読むようにしてください。

同じジャンルのことだけを勉強していると先駆者に勝つことはできません。

この違うジャンルのノイズを少し混ぜるというのがポイントになります。


ということでした。

DaiGo師匠もいつも言っているように学び続けることが大切です。


あなたは最近何か新しいジャンルについて学んだり本を読みましたか?

自分のいる業界や世界で抜きん出た成果を出すために何か取り組んでいることはありますか?


皆さんが新しい知識を身につける時に気をつけるべきポイントについてまずは紹介しておきます。


新しい事を確実に身につける

新しい知識を身につけるための方法としては大きく分けて2つあります。

1つは理解度を上げて記憶として定着させる方法で、もう1つは記憶のテクニックを使って覚える方法です。

例えば、周期表のような細かい数字やデータなど、とりあえず覚えないといけないものに関しては記憶のテクニックを使い覚えて、復習を繰り返すことで定着を促していきます。

そのようなものではなく、複雑な概念やアイデア、何か新しいことを学ぼうとした時に基本的にある考え方を身につけるのであれば、理解度を上げて頭の中で情報をまとめた方が覚えやすくなります。


やはり手書きが重要

新しく勉強したことを覚えるためにはやはり手書きが重要だということが分かっています。

2014年の研究で学生達を集めてパソコンなどデジタルを使って勉強してもらった場合と手書きで勉強してもらった場合を比べています。

それによると、手書きの方が理解度も記憶力も上がり複雑なアイデアで難しい概念もまとめることが上手くなっていました。

とはいえ、教科書や本を読んでいて、そこに書いてあることを全て書き出していては時間がいくらあっても足りません。

教科書や本を読んでいて、難しい概念など理解しにくい時には、紙とペンを出してその難しい概念や考えを書き出してその関係性などをまとめるようにしてください。

理解が足りないとか難しいと思った時にはノートをとるということを癖にしてください。

こうするだけで記憶に残りやすくなります。

読んだだけである程度理解できたことに関しては、わざわざ紙とペンを使わなくても何度か復習をすれば覚えられるようになります。

紙とペンを使って書き出す作業をすると、人間の体に対する物理的な刺激もあり情報量が多くなります。それによりパソコンやスマホに入力するよりも脳に記憶が残りやすくなるということが分かっています。

DaiGo師匠がどんな相談や質問に対しても即答できるのはここにポイントがあり、情報を記録するためにはマインドマップにしてまとめていますが、情報を記憶したり引き出したり、新しいアイデアを作りたいという時には紙のノートを使っています。

記憶の定着率を高めるテクニック

新しいことを勉強しようと思ってもなかなか頭に入らないとか、社会人になってからあまり新しいことを勉強していないという人も結構いると思います。

新しいことを勉強しようと思う時には、なかなか頭に入りにくいし忘れやすいということもあります。

人間にはこのような一度覚えたものを忘れてしまったり、新しいことを覚えにくい性質があります。

これを防いで記憶に残しやすくなるための方法について紹介しておきます。

勉強の前や勉強の合間に休憩を少し入れるだけで記憶の定着率が圧倒的に変わるという研究があります。

2014年にハーバード大学が48人の男女を集めて行なった研究によると、記憶力をチェックする実験で、途中で休憩を挟み前半に覚えた内容を思い出してもらってから後半に取り掛かってもらったグループの方が、休憩を挟まずに内容を覚えようとしたグループよりも成績が良かったということです。

途中に休憩を挟んだグループの方が成績が良くなったというのは、途中で復習をしているのでそのぶん成績が良くなっているだけで当たり前ですが、前半だけでなく後半も含めて全体的に成績が良くなっていたということが確認されています。

これは人が既知の情報に紐付けることで記憶を定着させているからです。

つまり、一度頭の中に作った情報に対して他の情報を紐づけていくことによって人は記憶を作っているということです。

ですから、勉強をする前や勉強の合間に、自分が知っていることや今勉強したことを思い出して考えるようにすると、その後に覚えることが記憶に残りやすくなります。

自分が既に覚えている情報や既に知っている情報に共通点を見出したり、自分がそのジャンルに対してどのようなことを身につけているのかということを確認してから勉強するようにすると、それだけでも学習の質は向上します。

何か新しいことを勉強しようとする時には、まずは自分がそのジャンルについて既に知っていることは何なのかということを考えてみてください。

あるいは、していることがなかったとしても、イメージとしてはどのようなことがあるのかを考えてみたり、今自分が知っている知識やスキルをどのように使えるだろうかということを考えて、それを紙に書き出してみてください。

そうすることで自分が既に知っている知識とこれから入ってくる新しい知識を結びつけるための準備になります。

これによりこれから学ぶことに対する記憶の定着率が上がります。

新しいことを勉強する前には、少し時間を取ってそのジャンルに対して自分がすぐに知っていることを整理してみましょう。

これは子供が勉強する時にも部下や後輩に仕事を教える時にも使えます。

できるだけ効率よく勉強してもらいたい、早くスキルを身につけてもらいたいと思うのであれば、まずはそのジャンルについて既に知っていることを質問してみてください。


未経験で新しい業界に挑戦する時にやる気と自信を伝える方法

やる気も自信もあるけれど、どうしても面接で経験がないということを理由に断られてしまうこともあると思います。

そんなやる気と自信があるのであれば、そのやる気や自信がどこから来るのかということを伝えなければ相手にはなかなか伝わりません。

基本的に面接などでは人間は自分と似ている人間を選ぶ傾向がありますので、相手が根拠もなくやる気と自信だけはあるというようなタイプの面接官でない限りは基本的には採用されません。

ですから、転職しようと考え相手に理解してもらいたいと思うのであれば、まずは相手を見てください。

相手の考え方や重要視しているものを理解して、相手の価値観を見極めてそこにアプローチすることが一番いい方法です。

エビデンスで伝えるようにするか表現力を鍛えるということがここでは重要になると思います。


今ある知識や技術を活かして挑戦するために

今いる業界の知識や技術を別の業界で使うことを考えた方がいいと思います。

ある業界の常識が他の業界では全く常識ではないというパターンは珍しくありません。これにより大きな成果に繋がる場合も結構あります。

その点は皆さんも考えてみたほうがいいと思います。

例えば、とあるビール会社にコンサルタントが入った話があります。

そのコンサルタントがビール会社に行った時に、ビールがどのようにして作られているのかということを説明してもらいました。

ボトルが長時間高温で殺菌されていたり、とても深いところから地下水をくみ上げてビールを作っているとか、樽は毎日プロの味の鑑定士の人がチェックして醸造の状態を見ているというような説明を受けました。

そのコンサルタントはこんなに素晴らしいことをしているのになぜそれを消費者たちに伝えようとしないのかということを尋ねました。

そうすると、そのビール会社の役員はそんなことはどこのビール会社もしていることですと答えたそうです。

コンサルタントはそんなことは関係なく大事なのはあなたの顧客や見込み客がそれを知っているかどうかだと、今すぐこの情報を PR して出すべきだと主張しました。

このビール会社は当時は決してビール業界で上位にいたわけではありませんでしたが、この PR をきっかけに業界1位になったということです。

その業界で当たり前にしていることも、顧客から見た時、他の業界から見た時に全く違う価値を生むということはよくあることです。

ですから今まで培った技術や経験を生かしたいと思うのであれば、それを全く別の業界で使う方法を探すようにしてみてください。

家事に追われながらも学ぶために

新しいことを学びたいし新しい挑戦もしてみたいけれど、育児と家事に追われてそんな時間はなかなか取れないという主婦の方もいると思います。

お母さんは本当に大変です。

育児をしている時にはダイエットも成功しないと言われています。

育児というものはそれ自体に自制心をとても発揮しなくてはいけないことだからです。

毎日家事や育児でその自制心を発揮して憔悴しきった状態で集中力なども減ってしまうでしょうから、それでも学んだり新しいことに挑戦したいという時には、お勧めとしては短時間でできることを探してみてください。

真面目な人ほど時間をちゃんと取って頑張らないといけないと考えてしまいがちですが、実際には成果というものは時間に比例はしません。

集中力を極限まで高めて短時間で行えばそれだけで成功する可能性もあります。

例えば、育児のためにコンサルタントを辞めて子供を預けることができない時に、1日1時間から2時間ぐらいの時間だけを使ってフリーランスで1人でコンサルタントを始めた人がいます。

この人は最終的には子育て中でコンサルタントができないコンサルタントの女性を集めた会社を作り、かなり大きな成功を成し遂げています。

コンサルタントは基本的に短時間では儲からないものです。

逆に言うと、クライアントの企業からすると短時間で集中して成果を出してくれるわけですからニーズは高くなります。

ですから、時間の短さを集中力の高さに変換して頑張ってみるのが良い方法だと思います。

集中力を鍛える方法を家事の最中などにDラボのオーディオブックで聞いたりしてもらい、短い少しの時間でもいいので限定的に挑戦してみてもらえるときっと道が開けると思います。


<新しいことに挑戦するためのおすすめ>

新しいことやこれまでできなかったことに挑戦するためには、それを簡単にすることが必要です。

その簡単にするためには2つの軸が必要になり、それは先延ばし対策と習慣化のテクニックです。

自分のやりたいことややるべきことを目標として立ってたら、それをまずは適切なスモールゴールに分解していきます。

例えば、英語の勉強して英語喋れるようになりたいという目標であれば、いきなり英語を上手に喋るというのは難しいですから、単語から始めたり海外の人と会話をしたり様々な練習方法があるわけですが、それらを適切に組み合わせて階段を作り、それをひたすら登っていけばいつかゴールにたどり着けるわけです。

このような続けることさえできればゴールにたどり着くロードマップを作ることが重要です。

そして、そのロードマップさえ作れば、後は先延ばし対策と習慣化のテクニックがあれば大丈夫です。

現実的な目標を立ててロードマップをしっかり作っても、先延ばししてしまいなかなか始まらないという人も多いものです。

階段を一歩一歩登っているのに途中でやめてしまう人もいます。


Dラボ習慣化の帝王【if-thenプランニング】徹底解説〜効果量0.99の単独で人生変わる最強心理テク

Dラボカルガリー大学の研究でわかった先延ばしの本当の原因とは ~先延ばしするかどうかを見分ける性格テスト


新しいことに挑戦する時に役に立つであろうおすすめの本も紹介しておきます。
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ワーキングメモリを鍛える

ワーキングメモリという能力を鍛えることによって僕たちは新しいスキルを身につけるスピードを早めることができます。

いわゆる頭の良さや地頭力というものも重要ですが、今は何かしらのスペシャリストであることがより重要になる時代です。

新しい技術やスキルをできるだけ早く見つけることができれば、今皆さんが既に持っている能力で仕事を探すのではなく、今皆さんが既に持っている技術に加えて新しい技術やスキルを次々と身につけながら、新しい仕事も手に入れていくということができるようになります。

ここから先はそんなワーキングメモリを鍛えて新しい知識やスキルをより効率的に身につけるための方法について紹介していきます。

知りたい方は続きをどうぞ。