あなたは記憶力を高めたいですか?

そのために何を始めますか?


DaiGo師匠のように読んだ本の内容をいつでも自在に引き出すことが出来て、それを実際に活かすことができたらどんなにいいだろうかと考えている人も多いと思います。

今回は、スタンディングデスクのメリットについて尋ねてきた質問をもとに、記憶力を高めるための心理学についてまとめてみたいと思います。

Q. 「スタンディングデスクを使っていると思いますがメリット教えてください。」


メリットは多すぎるぐらいあります。

まず集中力は高まり疲れにくくなりますし、アイデアも出やすくなり記憶力もよくなり、肩こりや首の疲れや腰の痛みも無くなります。

人間は立っている時や歩いている時が一番判断能力が高くなり、人によりますが5%から30%ぐらい判断能力が高くなるとされていますので、スタンディングデスクの方が仕事がはかどります。



まず、脳機能は何歳からでも鍛えることができます。

今更記憶力を鍛えても仕方がないということは決してありません。


人間の脳細胞については、変化するものではなく大人になってから衰えていくだけだという理論が昔ありましたが、今はこれは覆っていて、トレーニングを行うことにより僕たちの脳機能は何歳からでも高めていくことができるとされています。


ちなみに、師匠の答えにもあったように、運動も読書も基本的には軽く運動をしながら行うことが基本になります。

運動をともなった学習の方が日にちをあけて行ったテストでもスコアが高かったというアリゾナ州立大学の実験もあります。

つまり、机にしがみついて勉強するよりも運動をともなう学習方法が効率的だと言えます。


師匠の場合には、足元にステッパー置いてペダルを踏みながら仕事をしているので、眠くなることもなく集中力も高まり記憶力も上がります。

人間は立っている時の方が決断力は最大30%程度高まるという研究もあります。


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ですから、皆さんも椅子とデスクをなくしてもらい、スタンディングデスクとステッパーを使っていただけたらと思います。


自宅で本を読んだりするだけであればステッパーだけでも十分だと思います。

スマホを触るときも本を読むときと同じように、ステッパーの上に乗って踏みながらするようにしてみてください。

必要な作業も集中して短時間で終わらせることができるはずです。




1日30分のトレーニングで記憶力チャンピオンに近づくことができる!



世界記憶力選手権という大会で優勝するような記憶力のチャンピオンを集めた研究で、記憶力チャンピオンと一般的な人の脳を調べると、どうやら脳が違うというわけではなく脳の神経の繋がり方が少し違うだけだということが示されています。

ファンクショナル MRIでチェックしたところ、脳の構造や機能に関しては、記憶力チャンピオンも普通の人も何も違わなかったということです。


そこは全く関係ないわけですが、記憶力チャンピオンの脳では情報の接続パターンが違っていました。

これは、要するに使い方を学べば脳の接続パターンは変わりますので、結局記憶力チャンピオンは脳が飛び抜けて優れているわけではなく、トレーニングをしたからそれが出来るようになっただけだったということです。


この研究チームは続く実験で、特殊なトレーニングを参加者に行わせて、脳の使い方であるその接続パターンがどれぐらいの期間で変わるのかということを調べています。

これによると、1日わずか30分ほどのトレーニングを行なっただけで、6週間もあれば記憶力チャンピオンに迫るような記憶力を手に入れることができるということが明らかになっています。




The Method of loci



先ほどの研究でも使われている30分で記憶力を2倍にすると言われているトレーニングを紹介します。座の方法と言われているもので、別名記憶の宮殿と言われてるものです。最も信頼性が高いと言われている記憶術のひとつです。


ステップ1 :自分が完全に思い出すことができる具体的な場所(普段よく行ったり過ごす場所であまり変化のない慣れ親しんだ場所)を思い浮かべる

ステップ2 :覚えたいもの(英単語や数字の情報など)を1で思い浮かべた場所に配置していく


例えば、4986-2354という番号を覚えようとするのであれば、玄関がホテルのようにグレードアップされていて立派な表札で4986と部屋番号がつけられていて、ドアを開けて足元を見るとスリッパが4つ並べられていて番号が2、3、5、4と書かれているというように、自分が普段から覚えていて絶対に忘れない頭の中にある記憶の宮殿に覚えたい単語や数字や物を配置していくという感じです。


これを1日30分だけ行ったグループと1日30分だけワーキングメモリのトレーニングを行なってもらったグループに分けて調べています。

これを6週間続けてもらったところ、この記憶力のトレーニングを行ったグループは、トレーニングをする前よりも2倍も記憶力が良くなったということです。

このトレーニングによって脳のデフォルトモードネットワーク(人がぼんやりしている時に活性化する無意識により脳の全体を司っている機能)が強化されていました。


ちなみに、うつ病の人はこのデフォルトモードネットワークが活性化しづらいということが分かっています。そのせいで想像力がなくなり、自分が抱えている問題に対しても解決策を思いつきづらくなってしまうということが起きます。

デフォルトモードネットワークは脳全体のコントロールに重要な部分ですから、記憶の宮殿トレーニングはうつ病の人もしてみると効果が高いかもしれません。


6週間のトレーニングを行うだけで記憶力も上がりアイデアなども出やすくなるということですから、しないに越したことはないと思います。

しかも、一度自分の頭の中に記憶の宮殿を作ってしまえば、どんなことでも覚えやすくなります。

物覚えが悪いという人もこのトレーニングを行えば良くなる可能性も十分にありますのでぜひ試してみてください。


記憶力を鍛えるためのおすすめ


記憶力に関しては今回紹介する2冊は定番中の定番のような本ですが、どちらもとてもおすすめです。

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こちらは記憶の全米チャンピオンが書かれた本で、もちろんメモリーパレスに関しても紹介されていますので、今回の内容を踏まえて実践してみたいという人にも参考になると思います。


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メモリーパレスも含めてそれ以外の様々なテクニックについても知りたいという方はこちらがおすすめです。

記憶力選手権では常連の方が記憶に関するテクニックを教えてくれる本です。



記憶力が上がる眠り方



記憶力のためには睡眠も重要です。

特に、レム睡眠というものは人間の記憶の整理を行うためにとても重要なものです。

皆さんが覚えたことや身につけたことを頭の中で整理する記憶の整理や統合を行っています。

記憶力だけでなく、感情の調整や感情の安定を司っていたり、創造性の向上とも関わっているものです。


カップルを対象にその関係性と睡眠の質について調べた研究によると、カップルが並んで一緒に寝るとレム睡眠の時間が長くなっていたということが分かっています。

しかも、並んで寝ているカップルは脳波のパターンも同期していて、お互いの脳波が同じような脳波のパターンに変わっていたということです。

同じような脳波の周期になっていてレム睡眠の時間も増えて、それによりかえってよく眠ることができていたということです。


しかも、関係が深いカップルほど、パートナーとの脳波の同期性が高かったということです。

つまり、薄い関係やケンカしている中ではなく、2人の関係が長かったり良い関係であるカップルほど、パートナーの脳波と同期する確率が高かったということです。


ですから、夫婦関係やパートナーとの関係を良好に保ち一緒に寝るというのは、睡眠の質を担保して記憶力を高めるためにも役に立つと言えるのかもしれません。

研究チームのコメントとしては、パートナーと一緒に眠ることにより、メンタルの健康や記憶力、創造的な問題解決のスキルがアップする可能性があると言われています。





お昼寝で記憶力を高める



皆さんは普段昼寝をしていますか?

昼寝をすることにより、脳機能を高めてくれて、記憶力だけでなく頭の回転の速さがアイデアを作り出すためのスピードまで高めてくれるということが分かっています。

研究では、30分以下の昼寝を週に4回以上取ることで、体内の炎症が減って脳機能が高まるかもしれないということが示されています。


この研究のポイントは3つあります。


ポイント1:午後に昼寝をすることによって、昼寝をしなかった人と比べて認知パフォーマンスが高くなっていた

つまり、年齢を重ねても認知パフォーマンスが高かった人は昼寝をしていたということです。


ポイント2:昼寝をしている人の方が中性脂肪のレベルは高かった

これはあまり気にしなくてもいいと思いますが、正常な範囲内なので、昼寝をしている人は運動をあまりしていなかったという可能性もあるような気がします。


ポイント3:午後に昼寝をする人は、場所認識・言語機能・記憶力が高い状態で維持されていた

午後の昼寝というものが眠気を軽減してくれるということは、皆さんも経験的に理解していると思いますが、それだけではなく、記憶の定着や脳をその後新しい記憶を手に入れるための学習モードに切り替えて準備してくれる効果、自分をコントロールする能力の強化や情緒の安定性の向上など、様々な利点があるのではないかということをこの研究チームは言われています。


昼寝を習慣にすることで、アルツハイマーや認知症の発症リスクが低下していたということも分かっています。

特にアルツハイマーの発症リスクについては84%も下がっていましたので、脳の機能の低下を防ぐためには昼寝は重要なのかと思います。

アルツハイマーも脳の炎症が原因なのではないかと言われたりしていますので、脳が炎症して無駄に劣化することを防ぎたいのであれば、1日30分以下ぐらいの昼寝を週に4回程度の頻度でするようにした方がいいのではないかということです。


別の研究を見てみても、体内の炎症レベルが高い人ほど昼寝の量が多くなるという研究もあります。

普段から激しい運動をしている人やバリバリ働いている人は、どうしても無理をしがちで体内の炎症レベルが上がりますので、そんな人ほど昼寝をした方がいいということです。

人間が体内の炎症レベルが上がると自然と昼寝をするようになるということは、昼寝というものは体内の炎症に対策を行うためで、そのためお昼に眠気が起きて、人が昼寝をする習慣につながっていたのではないかと考えられます。

つまり、昼寝というものは進化の過程で手に入れた人間の体にとって大切な炎症対策です。

皆さんも昼寝を上手く取り入れてみてはいかがでしょうか。




これからの時代に重要な問題解決能力


まず、問題解決能力というものに結構多くの企業が注目しています。

例えば、Google が入社試験の際にとても重要視しているポイントでもあり、引き落とされる能力としては7つあるとされています。


1. 推論能力

抽象的に物事を推理する能力です。

2. エピソード記憶

これはいわゆる記憶力です。

3. 情報の処理スピード

これは IQ にも関わってくる能力です。

4. 言語能力

言語をスムーズに操る能力です。

5. 空間把握能力

これも IQ に近い能力ではあります。

6. ワーキングメモリ

これは短期記憶ですがメンタルの強さや集中力とも関係しています。

7. 実行機能

これは自己コントロール能力です。


この7つの力が揃っている人ほど、実際に現実の問題を解決したり、新しい問題を解決することでビジネスにつなげたり、人間関係や自分の人生の問題を解決して、人生をより良いものにすることが得意だと言われています。

ですから、記憶力を鍛えるというのもこれからの人生を切り開くためには重要なようです。



ここから先は、好奇心を刺激して記憶力を2倍にする方法や筋トレを使って記憶力を上げる方法、そして、DaiGo師匠も実践して、それにより圧倒的なインプットと記憶力を手に入れた方法まで紹介していきます。

師匠のような記憶力を手に入れたいという方は続きをチェックしてください。