あなたは最近何か新しい運動やスポーツをしましたか?
前々回に、運動の意外なメリットについて解説させてもらいました。
科学的根拠に基づいた知識の実験、実践コミュニティ!〜メントレラボ〜
今回は、子供の運動神経についての相談をもとに、ハーバード医学部が推奨する5つの運動についての調査をベースに、様々な問題を改善する運動とチームスポーツのメリットについて解説させてもらいます。
Q. 子供時代の運動神経は将来に影響するものでしょうか?
実は、運動神経というものは存在しません。
あくまで熟練度や慣れの問題ですので運動神経はそもそも関係ないと思いますが、将来に影響する運動能力としては心肺機能が重要になると思います。
15歳から17歳ぐらいの年齢の時の心肺能力の高さというものは、人間の IQ を超えるレベルで個人の成功を予測することができるということがいわれています。
ですから15歳から17歳ぐらいの頃に心肺機能が鍛えられるような運動をしたりすることで、大人になってから成功する可能性が高くなるということがいえます。
やはり、これは心肺機能が鍛えられることにより脳にたくさん血が巡るようになるのか、頭が良くなるということがあるようです。
以上が、DaiGo師匠のアドバイスでした。
例えば、運動をしているとか、スポーツに打ち込んでいるということや普段体を動かしているというアピールをすると、男性でも女性でも初対面でモテるという研究もあります。
やはり、運動をしている人の方が生物としても能力が高く健康に見えます。
子供でも大人でも、男性でも女性でも、誰にでも運動のメリットを享受することができます。
運動には様々な効果があるわけですが、運動が人間の人生に与える大きなメリットについて、前回に引き続き解説していきます。
ハーバード医学部が推奨する5つの運動
ハーバード大学公衆衛生学部の研究者の方が、ハーバード大学の医学部が行なった多数ある大規模な調査の中から、様々な目的に合う運動について解説してくれています。
つまり、自分の抱えている問題に対して、どんな運動が適しているのかということを教えてくれています。
体の痛みと心の痛みに効果的な運動
肉体的な痛みが気になる人、いわゆるメンタルの弱さですが、精神的な痛みが気になる人にとって、水泳が効果的だと推奨されています。
ですから、体の痛みやメンタルの改善の効果を狙うのであれば、水泳がいいのではないかということです。
水泳では水の浮力が体にかかります。
それによって、関節に対する負担がかなり減ります。
もちろん物理的な何か問題があるのでなければですが、体の痛みというのは、運動した方が痛みがなくなります。
とはいえ、例えば、筋トレなどをしようとすると、関節にかなり負担がかかってしまいます。
歳を取るとどうしてもこのような人が増えますが、関節の痛みによって運動を断念する人は多いと思います。
水泳であれば、そんな関節に対する負担を和らげながら、運動による痛みの軽減の効果を得ることができるわけです。
ですから、慢性痛など体の痛みを抱えているのであれば、水泳が推奨されているということです。
さらに、海でもお風呂でも、水の中に入るとなんとなくリラックスできる感覚があると思います。
水に触れることは、メンタルを癒してくれる効果があるとも言われています。
例えば、同じ公園であっても、その中に川が流れている公園と川が流れていない公園を比べると、川が流れている公園の方がリラックス効果が高いという研究もあるぐらいです。
そういう意味でも、水泳には人間のメンタルを改善してくれて、ポジティブな感情を作り出してくれるという効果もあるわけです。
ですから、体の痛みと心の痛みに対する対策としては、水泳をしてみるのが良いのではないでしょうか。
リラクゼーションとバランス感覚を鍛える運動
瞑想を行なっている人も多いでしょうが、瞑想のようなメンタルトレーニングは、僕たちの心のバランス感覚を整えてくれます。
要するに、リラックスできるようになったりストレスに強くなったりする効果があります。
体のバランス感覚も重要で、体のバランス感覚が鍛えられていると怪我をしにくくなるという効果もあります。
スポーツ選手でも、怪我の防止のためにバランス感覚を鍛えるようなトレーニングを取り入れていたりもします。
そんな両方の効果を一緒に取り入れることができる「動く瞑想」と呼ばれている運動があります。
それが2つ目の運動で、太極拳です。
太極拳については、リラクゼーションの効果について、その効果を実証する研究がかなり行われています。
あのゆっくりとした動きによって、体のバランス感覚を鍛えることができます。
ですから、お歳をとられていても太極拳をされている方は転んでも怪我をしにくいと言われています。
若い人でも、太極拳を行うことによって、バランス感覚をもたらしてくれる筋肉を鍛えることができます。
怪我をしづらくなるだけでなく、姿勢も良くなるという効果もあるので、太極拳はおすすめです。
カロリーの燃焼と脳機能の維持に効果的な運動
運動だけで痩せることは難しいですが、運動は、太りにくい体・痩せやすい体を作ることができます。
そんな食べても太りにくい体を作ると同時に、頭の回転を速くする効果があるという運動も紹介されています。
そんな運動とは筋トレです。
当然ですが、筋肉量が多ければ多いほど燃焼カロリーは増えますので、同じ運動をするのでも、筋肉がある人の方が消費カロリーが増えるわけです。
ある意味、これは燃費が悪いともいえますが、人間の場合は、しっかり食べてたくさん動くということが大事です。
筋肉が多いほど、消費カロリーが増えて、結果的に太りづらく痩せやすい体を作ることができます。
さらに、最近では、この筋トレが脳機能の維持に役に立つということも言われています。
であれば、やはり毎日ガンガン筋トレしないといけないのかと思う人もいるでしょうが、そこまでしなくても構いません。
この効果を得るために、ジムに行ってウェイトトレーニングをがっつりしないといけないというわけではなく、自宅で気軽に使えるウェイトを変えられるダンベルなどを使って、自分のできるところから始めてみるといいと思います。
女性が使うような、部屋に置いていても可愛い軽めのダンベルもあったりしますが、そんなものから始めても構いません。
軽いものから始めても、燃焼カロリーを増やして脳機能を維持してくれる効果を期待できます。
軽い重さだと意味がないと思わず、自分のできるところからまずは始めてみてください。
筋トレという行為自体が、痩せやすい体と脳には効果があるわけです。
DaiGo師匠と同じように筋トレもがっつりしたいという方は、週に2回ぐらいの頻度でダンベルがあった方がいいと思います。
また、HIITに限らずどんな運動でも同じですが、一定以上きつくなるとなんとなくハイになってずっと続けることができるような気分になるのはなんとなく分かると思います。
このような運動による脳内麻薬をバンバン分泌させて運動が癖になる方法について詳しく学ぶのであればこちらの本が役に立つと思います。
ここから先は、残りの2つの運動と、さらに、皆さんも普段しているようなチームスポーツの意外なメリットまで解説していきます。
男性でも女性でも、子供でも大人でも、誰でもそのメリットを得ることができる様々な運動の効果について解説していきますので、運動で人生を変えたいという方は続きをチェックしてみてください。