今回はInstagramを取り上げます。月間アクティブユーザが2億を越え、各種ブランドからも利用されているInstagramですが、技術者的にはあまり積極的に使われていないような気がします。
ということで利用者としてだけでなく、開発者としてInstagramの面白さを使って、その世界観の中で何ができるのか考えてみたいと思います。
最近の話題
2013年のスマートフォンアプリ7位
ソーシャル系としては、Facebook(1位)、YouTube(4位)に次ぐ3番目となっています。Twitterは10位なので、ソーシャル系サービスとしては相当大規模なものになっているのが分かります。
写真投稿数は200億枚以上
2014年03月時点で月間アクティブユーザ数が2億を突破、2010年10月からの総投稿数は200億枚を越えているそうです。1日6,000万枚以上投稿されているそうなので、もうすぐ300億万枚に到達するかも知れません。
OAuth2による連携が可能
Facebook、Twitterに比べるとあまり使われている気がしませんがOAuth2によるシステム連携が可能です。かつて写真投稿といえばFlickrが使われてきましたが、今は写真コンテンツを投稿するようなユーザをターゲットに考えるのであればInstagramユーザを取り込んだ方が良いのではないでしょうか。なおOAuth2とはいっても写真投稿のAPIはありません。
クローンが多い
Instagramの肝になるのは何と言っても写真加工でしょう。そのため写真加工部分を真似するクローンアプリ、ライブラリがとても多く存在します。技術者としてはOpenGLを使った加工処理を真似してみたいという思いはあるかも知れません。
サーバをAWSからFacebookのインフラに移行
最近話題になっていたのがInstagramのサーバインフラをAWSからFacebookへ移行したという記事です。数千の仮想マシンを1年間かけて移行し、収束にさらに1ヶ月かかったとのことです。サービスの中断をすることなくやりきったというのが凄いですね。
ちなみにその結果として、サーバ台数は1/3になり、大幅なコスト削減につながったとのこと。さらにインフラが統一されることでFacebookに実装されている機能も使えるようになるメリットがあるとのことです。
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