思春期を迎えた頃、自分って何なんだろう? と考えたことがあります。友だちの前の自分、ひとりで過ごしている自分、家族の前の自分。どれも同じ自分なのに、何かが違うと感じていました。大人になってみると、どんな自分も私なんだ、ということがようやくわかってきました。そして、大切なのはいつも自分を軸に生きること、だと。傲慢にならずに、柔軟に。要は、いつもリラックスした自分でいられたら最高です。

そこで今回は、どんなシーンでも、リラックスしたありのままの自分でいられる簡単なトレーニングをご紹介します。

恋愛下手が2週間で治る、感情表現トレーニング

<想定シーン>
好きな人に本当の自分をうまく伝えられないとき。正確に自分の思いを表現できるようになるトレーニング。

<用意するもの>
ノートとボールペン

<やり方>
(1)ノートとボールペンを用意する。
(2)感情を一言で表現する言葉を10個以上使って日記を書く。(例:うれしい、寂しい、幸せ、など感情を表現する言葉を使って、その日どんな気持ちになったかを思い出しながら書く)
(3)これを2週間続ける。

<ポイント>
相手に自分のことを伝えるためには、まず自分を知ること。自分が何を感じているのかを理解することで、相手に自分のことをよりうまく伝えられるようになります。
感情的に怒って後悔しないための呼吸法

<想定シーン>
感情的になって怒ってしまい、後悔することが多いとき。イライラを感じても感情的にならなくなるためのトレーニング。

<用意するもの>
特になし

<やり方>
(1)自分がイライラしてることに気付く。
(2)ゆっくり息を吸って、その3倍の時間をかけてゆっくりと息を吐く。このとき、イライラの感情と息が一緒に出て行くイメージをしながら吐く。(吸うと吐くが1対3になるように)
(3)時間がないときは1回でOK。時間があるときはこれを3回行う。
(4)これを1週間、イライラするたびに行なう。

<ポイント>
ゆっくり息を吐くということは、意識が息を吐くことに向かうということ。イライラしているときは、自分以外の何かに意識が向いているので、一度自分の行動に意識を向けると、その後は感情的に行動しなくなります。

ご紹介したトレーニングは、メンタルトレーナーの森川陽太郎氏が書いた『本番で実力が出せない人のための「いつもの自分」トレーニング』に載っているもの。「いつもの自分」になるポイントは、自分の状態に気付き、一度行動を止めて、自分を元の状態に戻すことだとか。紹介されているのは、どれも簡単なトレーニングばかりなので、いつも自分軸で生きていけるように実践していこうと思います。

本番で実力が出せない人のための「いつもの自分」トレーニング―簡単!直前!"勝負弱さ"を克服する50の方法
著者:メンタルトレーナー 森川陽太郎
価格:1,470円
出版社:ダイヤモンド社

photo by Thinkstock/Getty Images

(マイロハス編集部/篠田)

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