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3つの質を知る。自分本来の生き方へのコンパス 後編【マインドフルネスでいまを生きる】
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3つの質を知る。自分本来の生き方へのコンパス 後編【マインドフルネスでいまを生きる】

2016-06-19 13:00
    サットヴァな食べものや衣服、環境のもとでは、心身はサットヴァが優勢になりますし、ラジャス、タマスの場合もおなじです。心身をとりまく物質や環境の持つこの3つの質から影響を受けることは避けられません。でも、それはつまり、心身の状態を外側からコントロールすることができるということです。サットヴァな心身になりたいのであれば、サットヴァな食べ物や衣服、環境を選べばいいということなのです。

    ちなみに、ヨガの教典『バガヴァッド・ギーター』によれば、3つの質のどれかだけを持つ生命体はありません。

    ただし、基本となる質があり、人間はラジャスの質が強くあります(そのため、ラジャスなものに惹かれる傾向にあります)。成功するためにがむしゃらになったり、何かを所有したいと思ったり、また多くの恋愛もラジャスの質の現れです。

    これらの根底にあるのは、自分には何かが欠けている、という思い込みから、その欠けているものを他者で埋めようとし、それを失わないようにコントロールしようとするということです。何かを得てそれを保持することには快楽が伴うため、さらなる快楽を求めて、それはいずれ執着になって苦しくなってしまうという循環が生まれます。サットヴァ優勢なときは、こだわりはあっても、それに執着はしません。

    自分がどんなあり方で生きるかは、何を選ぶかによって決められます。とってもシンプルです。まずは、サットヴァなもの、ラジャスなもの、タマスなものを食べたあと、心身がどんな感じになるかを観察してみるとおもしろいかもしれません。

    サットヴァ、ラジャス、タマス3つの質 サットヴァなもの

    食べもの:水分、脂肪分に富んだ作りたてのもの。新鮮な果物、野菜、豆、穀物、倫理的な環境でとれた牛乳、バター、生はちみつなど

    衣服:天然素材

    色:

    住居:田舎

    音楽:クラシック

    スポーツ:合気道、ヨガ、水泳(他者と競わないもの)

    ラジャスなもの

    食べもの:辛味、苦味、酸味の強いものや刺激的なもの。味が濃すぎるもの。強い香辛料、コーヒー、紅茶、塩、チョコレート、卵など

    衣服:化繊

    色:

    住居:都会

    音楽:ロック

    スポーツ:テニス、サッカー、野球、球技(勝敗を決めるもの)

    タマスなもの

    食べもの:鮮度が落ちたものや作ってから3時間以上経ったもの。ファストフード、肉、魚、アルコール、たまねぎ、にんにく、酢、たばこなど

    衣服:皮、毛皮製品

    色:

    住居:繁華街

    音楽:ブルース・パンク

    スポーツ:ボクシングやプロレスなどの格闘技(暴力的なもの)

    今日の1枚:

    時間や季節によってもどの質が優勢になるかは変わります。夜明け頃から早朝はサットヴァが優勢。ヨガやアーユルヴェーダではその時間に瞑想をするとよいとされています。早起きは三文の得と言いますが、計り知れない恩恵があるようにおもいます。

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