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意識するパーツがわかるだけで、オーラボディ&フェイスが手に入る
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意識するパーツがわかるだけで、オーラボディ&フェイスが手に入る

2017-09-04 23:00
    筋肉フェチを自認し、「服を格好よく着こなすには、体が整っていないと!」と語るスタイリストの清水久美子さん。そんな彼女が、日本初のパーソナルフェイストレーナー®である木村祐介さんと語り合う対談の後編。意識を変えることで、ヘアメイク以上の効果で美人度をアップさせてくれるテクニックを教えていただきました。 背中を使いたいなら、意識は足裏から


    清水さん(以下清水) 前回、「足裏を使えるとキレイになる」という衝撃のお話がありました。その仕組みを教えてください。
    木村さん(以下木村) 足裏の筋肉が背中や頭と連動している、というお話はしましたよね。体の筋肉はそれぞれ引っ張り合って成立しているのですが、その両極端のひとつが、足の裏と目の奥なんですよ
    清水 なんと! 足裏と顔が連動しているんですか?
    木村 はい。ですから、足裏をしっかり踏みしめている人は、その反作用で目もぱっちりするんですよ。逆に、うまく足裏を使えていない人はまぶたがたるむから額の力で一生懸命に上げようとして、額にシワが入ることが多い。
    清水 そんな思わぬ関係性があるとは! 顔のたるみ予防には足裏ケアも大切なんですね。
    木村 足の内側のエッジを意識したまま、目の奥で呼吸してみてください
    清水 目の奥で呼吸...? 
    木村 鼻はただの排気口なのです。目の奥で呼吸して、小指の先まで届かせるようイメージしてみてください(といって、清水さんを促す)。そうそう、その感じ! 目がパーンと開いてくるでしょう?
    清水 本当だ、全然違いますね! 目がぱっちりしてくるのが自分でもわかる。しかも身体の末端にまで気が巡っている状態になっている気がします。意識の力はすごいですね。勝負日前日には木村さんのところに駆け込まなくっちゃ(笑)。


    木村 こうなればしめたもの。首も手首も足首も、「キレイでしょ?」って主張し始めるんです。
    清水 すんなりと伸びたこの腕でクラッチをもったら、すごくキレイに見えるはず。
    木村 そうですね。そして、首は前回お話したように、「鎖骨とあごの距離を離す」意識でしなやかに伸ばして。耳の骨をスッと上げる意識をもつといいですよ。
    清水 耳の骨を...(鏡を見ながらやってみる)本当だ、顔が小さくなったみたいに見える
    木村 そうでしょう? 年齢を重ねるとたるみを気にする方が増えますが、その犯人は脂肪ではないんですよ。脂肪が少し増えることがあっても、脂肪と皮膚が筋肉にぴたっとフィットしていれば、余分が流れてたるむことはないんです。「正しくあごを引く」とか「耳の骨を上げる」をイメージできるだけでも全然違います。
    清水 すごいですね。このテクニックを知っていたら、食事の席でも印象が違いますね。


    姿勢が美しいジゼル・ブンチェン。すんなりと伸びた腕でクラッチもつ手の重心はやっぱり小指。

    足を踏みしめると、上半身がラクに

    木村 そうなんです。そして、日常の動作を意識するだけで、充分なトレーニングになるんですよ。頑張って鍛えると疲れてしまいますよね(笑)。僕のように運動したくないという人でも、日常の動作で使えるものを存分に使えば、自ずと筋トレになってきます。
    清水 コペルニクス的な発想の転換ですね!
    木村 足で大地を踏みしめる、手をパッと下ろして左右に張る、裏ももを伸ばす......。すべての動作をこのフォームでやっていれば筋トレになりますし、背中だってキレイになってきます。
    清水 なにかハムストリングにじわりと感じます。木村さんのところには、幅広い年齢層の方がいらっしゃると聞いています。みなさんキレイになるのですか?
    木村 もちろんです。見た目も美しくなりますし、体の悩みが解消した方もたくさんいらっしゃいます。ひどい外反母趾で痛くて歩くのもままならなかった70代の方も、トレーニングして痛みがなくなり、今ではスキップして帰られていますよ(笑)。
    清水 体の使い方が変わるって、それくらいに大きなインパクトがあるんですね。

    顔も筋トレ!まぶたと口を締めてアンチエイジングを

    木村 でも、使い方が変わると見た目が激変するのは、体だけではありません
    清水 顔も変わる...ということで、木村さんは「フェイストレーナー」というユニークな肩書きになったんですね。実際のセッションでは、どんなことをなさるんですか?
    木村 まず、まぶたと口を意識するところから始まります
    清水 その2カ所がポイントになるのはなぜですか?
    木村 顔にはたくさんの筋肉がありますが、唯一「締める」方向に動くのはまぶたと口だけなんですよ。
    清水 それぞれ、眼輪筋、口輪筋という輪になった筋肉に取り囲まれていますよね。
    木村 そうです。その2つの閉じる働きを最大限に活用するんです。たとえばこういうふうに(写真↓)唇を口側に巻き込んで、目尻をぐーっと上げてください


    眼輪筋、口輪筋の閉じる働きを最大限に使います。

    清水 こうですか...?(やってみながら)
    木村 はい。これが顔の唯一の筋トレなんですね。女優さんは、マスクをしているときにこうやって唇を締めていることが多いんですよ。
    清水 トレーニングのために?
    木村 そうです。こうやって意識することで、顔って本当に変わってくるんです。実際に違いを体感してもらいましょうか。目頭を意識しながらまぶたをぐっと持ち上げてください。
    清水 こういう感じ...? これだと、額にシワが入っちゃう。
    木村 次に、目尻を意識しながらまぶたを開きましょう。ほら、ぜんぜん違うでしょ?
    清水 本当だ! まぶたを上げるのがラクだし、しかも目がぱっちりしてる
    木村 目尻を意識しながら上げると、目に酸素が入る感じがしませんか?
    清水 はい。意識するだけで、不思議なすっきり感がありますね。
    木村 その調子! さらに、「目尻と唇が引っ張り合っている」とイメージしてください。ほうれい線がすうっと消えていくでしょ?
    清水 不思議...!! ほうれい線って口元だけの問題かと思ってました!たるみ、でなく、剥がれ、なんですね。にっくきほうれい線現象は。
    木村 筋肉はすべてつながっていますから、たるみを解消したいのなら、筋肉同士のつながりをうまく利用すること。左の目尻を上げれば左のほうれい線が薄くなるし、右を上げれば右が薄くなるんです。
    清水 (実際に自分の顔でやりながら)今、確実に顔が気持ちよくなっていると思います。



    木村 年齢を重ねると唇の上が薄くなってくると思いますが、それも唇に力をつければ防げるんですよ。
    清水 コスメが外側からのアンチエイジングだとしたら、これは内側からのアンチエイジングですね。
    木村 その通りです。頭蓋骨のフレームに顔の筋肉がフィットするから、顔が締まってくるんです。神経が張り巡らされるからいい顔になる。
    清水 これが、木村さんが最初に言っていた"気が満ちた"状態なんですね。この表情と教わった姿勢があれば、外を歩くだけでどんどんナンパの嵐になりそうな、モデルオーラがゲットできますね。
    木村 まさに"空気を纏う"状態で、人を惹きつけるはず。洗練された空気感で、おしゃれを楽しんでください。

    >>前編「オーラ」のあるボディは作ることができる

    【イベント開催のお知らせ】今回ご紹介した内容を実際に体験できます!

    9月9日13:45から、スタイリスト清水久美子さんと、フェイストレーナー・木村祐介さんによるスペシャルトークショーを開催。「モデルオーラは、筋肉でつくれる! 」をテーマに、その実践編をお届けします。人を惹きつける空気感やオーラフェイスの作り方をぜひ体験してみてください!トークショーをご覧いただいた方には、MYLOHASのオリジナルエコバッグをプレゼントも。
    詳細はこちらから


    取材写真/ 高村 瑞穂
    Photo by Getty Images

    木村祐介(きむら・ゆうすけ)さん
    日本で唯一のパーソナルフェイストレーナー®。運動力学や機能解剖学を学び、「ファンクショナル・ビューティ」をテーマに活動中。モデルや女優、タレントといった美を追求する顧客から、デザイナーなどファッション畑の顧客まで幅広い層にファンが。現在は『NATURE BODY HOUSE』にて美顔ワークアウトという独自のパーソナルセッションを実施。秋に初の著書を出版予定。http://www.yusuke-kimura.info/


    清水久美子(しみずくみこ)さん

    スタイリスト、ファッションディレクター。ラグジュアリー雑誌や広告で活躍中。クリエイティブディレクターとして商品企画やファッションにまつわる講演なども多数手がける。エレガントな王道のおしゃれにモダンさを加えたみずみずしいスタイリングには多くのファンが。年齢を重ねても美しく、さらに格好よく過ごすための着こなしを提案し続けているファッション界のパイオニア。

    RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2017/09/064477bodyconscious_06.html
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