寒くなってくると起きてからすぐに口に入れるのは、温かい飲み物がいいなと思います。ひとしきりワークアウトを終えたあとに食べる朝食も、やっぱり冷たいスムージーよりも温かいもの。自分の心や体にその時一番いいものを、人間はすべて無意識に選んでいるのだと確信しています。 ヨーグルトやスパイスでアレンジする温かいフルーツドリンク

目下のところ、野菜やフルーツなどさまざまなものを試しに温めてみるのがマイブーム。市販の濃いめの上質トマトジュースやニンジンジュースを温め、少し生クリームを入れたり、クリームチーズを入れて飲むと、内臓もホッとする朝食に早変わり。そして、おやつの定番になっているのが「ホットマンゴー」です。

このホットマンゴーは、あるインドレストランで偶然出会ったドリンク。「マンゴチャツネー」があるくらいですから不思議ではないのですが、より深い甘みが感じられ、そしてお腹にもたまり、さらにお通じも非常によくしてくれるおまけまでついてきます。きっとマンゴーだけでなく、ほかのフルーツも温めることにより甘みが増し、また違った楽しみ方や健康効果もあるのでしょう。ちなみにホットマンゴーは、ピューレにしたものに温かいヨーグルトを加えた、いわば「ホットラッシー」。お好みでショウガやシナモン、その他チャイ用のスパイスを入れて飲むのも大好きです。

まずは、室温のフルーツで栄養チャージを

フルーツを温かくすることで心配なのは、栄養素が熱によって壊れてしまうこと。フルーツの持つ多くのビタミンの中には、熱に弱いという性質を持つものもあるため、生のまま食べるよりも損なわれてしまうのは否めません。その点が気になるようならば火を通さずに、まずは「室内温度で食べる」のはいかがでしょうか。

フルーツは何でも冷蔵庫に入れて冷やしてしまう日本において、フルーツを室内に出しっぱなしにするというのは考えにくいかもしれません。でも、私がドイツにきて驚いたことは、肉や魚、一部の野菜などを除いて、多くの食品を室内温度で食べることは内臓に負担がかからないベストな方法である、という考え方が定着していることです。例えばUSDA(アメリカ合衆国農務省)の調査でも、スイカは室内温度で食べたときにその栄養効果が一番発揮されるとの報告がされています。これからの季節、体を冷やさないように、冷たい食べ物は積極的に避けていきたいものです。

季節のフルーツの梨やぶどう、さらにリンゴや柿なども室温で、もしくは少しだけ温めることでホットフルーツパンチやホットラッシーにしたら、おいしそうだなと思いました。

image fresh mango,hot mango via shutterstock

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