今日から3月! 引っ越しシーズンの到来です。引っ越しはしなくても、新年度に向けて部屋をキレイにしたくなるのがこの時期。


チャリティショップの利用はイギリスでは当たり前

そして、部屋をキレイにする、と言えば断捨離。これは、不要なものを捨てる方法ですが、いざ捨てるとなると迷ったり、躊躇したりして結局あまり捨てられなかった......なんていうこと、よくあります。そんなときイギリスでは、使わなくなったものをチャリティショップに持って行くのが習慣。イギリスのチャリティショップは、大抵どの街にもひとつはあり、不要品を引き取り、格安で販売し、売り上げを寄付するという仕組みになっています。


チャリティショップとは思えないトレンド感

そして、この2月にロンドンで素敵なチャリティショップがオープンしました。それが7店舗目をオープンさせた「Mary's living and giving shop(メアリーズリビング&ギビングショップ)」。ショップ名のMaryとはMary Potrasという女性の名前が由来。彼女は、John Lewis(イギリスのデパート)の販売員からキャリアをスタートし、その後若くしてHarrods(ハロッズ)、 Topshop(トップショップ)、Harvey Nichols(ハーヴェイニコラス)のウィンドーディスプレイを担当。特にハーヴェイニコラスでは現在の最新ファッショントレンドを発信するデパートとしての位置を定着させた実力者と言われているほど!

その後、販促会社Yellowdoor(2013年1月よりPotrasに名称変更)を立ち上げ、執筆活動やTVショーにも多数出演。あるテレビ番組で、売り上げに伸び悩むとあるCharity shopを見事にトップセールスショップに生まれ変わらせたことががきっかけで、120カ国以上で活動を続けるSave the Children(セーブザチルドレン)のアンバサダーに任命されました。メアリーズリビング&ギビングショップの売り上げはセーブザチルドレンに寄付され、世界中のめぐまれない子供達の為に使われています。


センスも質も良い品揃え

メアリーズリビング&ギビングショップが他のチャリティショップと少し違うのは、お洒落な街や高級住宅地にあること。不要品を持ち込むのは地元のお洒落なマダム達が多いのです。またMaryの人脈からかブランドショップから直接寄付される商品も多数あり、タグがそのまま付いていたりすることも! 質の良いものを格安で手に入れることが出来るのもチャリティショップの利点のひとつで、感度の高い若者で賑わっています。

捨てるには惜しいものでもチャリティなら気兼ねなく持って行けるし、お陰でお家はスッキリ! また格安で良いものが見つかるし、さらにチャリティーに貢献できる! 日本でももっともっと定着して欲しいシステムです。

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(石井真代)

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