美しく健康なカラダを維持することは、世の女性にとって最も大事な事! 世界中の食が集まるロンドンで、いま注目を集めている"ビューティフード"が、中東料理です。
日本ではあまりなじみがありませんが、トルコ料理やレバノン料理も中東料理の仲間で、野菜やナッツ類、そしてオリーブオイルやレモン、スパイス等を多用した料理が多いのが特徴です。
ナッツやオリーブオイルなど、上質な油を上手に摂りいれることができるとあって、健康志向のロンドンっ子に「中東系サラダ」が大人気なんです!
このサラダブームに火をつけたのは、イスラエル出身のシェフのYotam Ottolenghi(ヨタム・オットレンギ)氏。ロンドンに5店舗を持ち、先日4冊目ののレシピ本を出版しました。
徹底的に素材にこだわり、できる限り地元産の素材を使い、着色料は一切使わず、冷凍や保存などはしないでなるべくでき立て提供するという徹底ぶり!
店先には美しくディスプレイされた色とりどりのサラダが並びます。例えば、「ローストした茄子と数種のナッツのイスラエル風ライムヨーグルトとハリッサ(※)とザクロ和え」は茄子のトロトロ感と、ヨーグルトのまろやかな口当たりに、ぴりりとハリッサが効いてスパイシーなお味で美味! ※ハリッサ:唐辛子を元に作られるペースト状の調味料のこと
常に満員のレストランには、ここから取り分けられたサラダプレートがどんどん運ばれて行きます。テイクアウトもできるので、ランチタイムはレストランに並ぶお客さんの列の横に、テイクアウトの人の列もできていて熱気ムンムン!
あっという間にサラダが空っぽになってしまいます。でもすぐに出来立てのサラダが補充されるので心配はご無用です!
ここで公開されているOttolenghi氏のサラダレシピの中で比較的日本でも手に入りやすい食材を使ったものをひとつご紹介します。
◆ビーツとアボカドのサラダ(6人分)
<材料>
・生ビーツ:4つ(全部で約350g)
・赤タマネギ:1個 細切り
・シェリービネガー:大さじ3
・オリーブオイル:大さじ4
・砂糖:小さじ1/2
・チリソース(タバスコなどでもOK):小さじ1〜3
・塩:小さじ1
・黒こしょう:少々
・アボカド:2つ 皮を剥いて細切り
・コリアンダー:10g
・ミント:10g
・豆苗:20g
・そら豆:150g
<作り方>
(1)ビーツの皮は剥いて2〜3ミリの輪切りにし、大きければ半分にします。たっぷりのお湯で3分〜5分茹でたらお湯をきってボウルに入れます。歯ごたえを残す為に茹ですぎないのがポイントです。
(2)細切りにした赤タマネギ、シェリービネガー、オリーブオイル、砂糖、チリソース、塩、胡椒を(1)のボウルにいれ優しく混ぜ合わせます(手で混ぜるのが最適です!)。10〜15分置いてなじませ、味を見てお好みで調味料を加えて下さい。ポイントは甘くてシャープな味です。
(3)浅めのお皿に2の半分を広げ、アボカド、コリアンダー、ミント、豆苗、そら豆のそれぞれ半分の量を重ね、その上から残りの(2)を重ね、更に残り全ての野菜を重ねます。最後にオリーブオイルを少々まわしかけてでき上がりです。
オンラインショップもあり、オリジナル商品やOttolenghi氏が厳選した食材など、物によっては海外発送もしてくれます。日本にいてもOttolenghi氏のこだわりの食材を手に入れることができるのは嬉しい限りです!
[Ottolenghi]
287 Upper Street, London N1 2TZ(他に4店舗あり)
+44(0)2072881454
MAP>>
オンラインショップ>>
(石井真代)