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片付けのプロが教える、整理整頓の13の秘訣
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片付けのプロが教える、整理整頓の13の秘訣

2018-04-03 20:30
    あふれかえるモノ。私たちはみんなモノに埋もれています。我が家も、一晩にして書類の山が増殖。クローゼットの扉を開ければ、棚にぎゅうぎゅうに詰め込んだ洋服やらタオルやらが飛び出す危険があり、また何があっても息子の部屋には入らないようにしています。そこは、元の場所に決してしまわれることはないレゴやおもちゃの地雷原と化しているから。それからキッチンのタッパーがどうなっているかは聞かないで……。

    整理整頓、13の秘訣

    どこかで聞いたことあるような話ですか? がらくたであふれて整理されていない家は、あなたから時間とお金とエネルギーを奪います。でも幸いなことに、そんな状態にならずにすむのです! 整理整頓のプロから、モノの山を減らし、カオスから秩序を生み出す13の秘訣を聞きました

    1. 収納用品はもうすでにたくさん持っている

    片付けの本(皮肉なことに、整理整頓の苦手な人の家にあるごちゃごちゃした本棚の半分がこの手の本で埋まってる)を読むと、収納用品を買わないようにすすめているものが多く、そのかわりに収納が必要なものを捨てろと言っています。

    でも、ノバスコシア州シドニーにあるThree Horseshoesでデザイナー兼オーガナイザーを務めるベス・カーマイケルいわく、そこまで極端なことをしなくてもよい、とのこと。「いくつかのものを取っておくなというのは非現実的。でも必要な収納用具や棚は、すでに家にあるのでは? あとは持っているものを整理するだけですよ」

    2. ゴミになってしまうモノのリストをつくる

    デリで買ったお肉の半分、フルーツボウルの茶色くなったバナナなどをしょっちゅう捨てるはめになっていませんか? 「整理整頓された生活のカギは、買うときに注意を払うこと」と語るのは、LAのラファイエットにあるArt and Orderのオーナーで片付けアドバイザーのキャンデース・グリーア。彼女がすすめるのは、買い置きの食品やダメにしてしまいがちな生鮮食品のリストをつくること。

    コスメやスキンケア用品などを整理するときも同じルールで。また、買ったのに着ていない服はありますか? ワークアウト用のウェア? それともタンクトップ? 使い切れないほどのハンドクリームや化粧品を買っていませんか? 時間とお金の両方を節約するためにも無駄にしているものを把握しておきましょう。

    3. 必要なのは1種類につき3つまで

    クローゼットの整理を何度も行ってきたグリーアが気づいたのは、人は自分の好みの服があると似たようなものをいくつも買ってしまいがちなこと。「私たちが整理するまで、同じような服をこんなにたくさん持っていたとは気づいていなかった人も多いです」。彼女は、それぞれ3つまでに減らすようにすすめています。それ以上持っていると雑然とするからです。自分の胸によく聞いてみて。白のボタンダウンのシャツが本当に3枚以上必要?

    4. 80対20ルールをいかす

    グリーアもカーマイケルも「80対20ルール」に言及しています。これは、ふだん着ている服の80%は、自分が持っている服の20%というもの。これを100対100にするのは無理、とグリーア。「でも、たいていはもう少しうまくやれますね」。好きではないアイテムや、着られない服、流行遅れの服をいつまでもキープしておくのはやめましょう、と言うのはカーマイケル。

    グリーアによれば、着られない服を捨てたがらない人は多いそうですが、スタイルやトレンドが早いペースで変わることを肝に銘じるようアドバイスするそうです。「あこがれのパンツがはけるようになった頃には、もう流行遅れになっているかも。だぼだぼの服をとっておいても、また太りたいわけじゃないなら意味がないのでは?」

    5. イベントの前に片付ける

    L.AのラファイエットにあるAmazing Spacesのオーガナイザー、レネー・オリーによれば、春に片付けをするのはとてもよいけれど、何かのイベントにあわせて片付けをするのはもっと理にかなっているとのこと。これには、日常のちょっとした片付けも含まれます。

    たとえば、食料の買い出しに行く前に冷蔵庫を片付けるとか(ゴミになるもののリストをつくるのも忘れずに!)。ただ、もっと大きなイベントの前に片付けをするのは必須。冬休みや誕生日パーティーの前に、ちらかった部屋を心配しなくてすむよう子どものおもちゃを片付ける。新学期の洋服を買いに行く前に、クローゼットを片付ける。着られなくなった服は寄付し、汚れた服は処分してしまいましょう。

    6. ネットオークションに出す日はこない

    比較的価値のあるものが箱いっぱいあると、オークションで売ればいくらかお金になるのでは? という気持ちになってきます。でも、いらないものは寄付しましょう! というのが、専門家の意見。「その箱をどのくらい長くとっておくつもり?」とたずねるのはカーマイケル。「たぶん、結局、売らないことになりますよ」。なかなかふんぎりがつかないなら、期限を設定するようにグリーアはすすめています。「2週間以内になんとかできなければ、いさぎよく寄付しましょう」

    7. ときめきを次の人に渡す

    近藤麻理恵のベストセラー『人生がときめく片づけの魔法』がすすめている整理整頓のシンプルな教えは、そのモノにときめかないなら手放しましょう、というもの。そしてカーマイケルは、ときめきを別の人に手渡すことに罪悪感を感じなくていい、とアドバイス。

    「もしだれかがプレゼントをくれて、それを開けて、そのとき嬉しく感じたなら、それでじゅうぶんなのです。もらったものを他の人にあげるのは、次の人に喜びを渡すこと」。生活にあわない、あるいはうまくいかせないプレゼントを使わないでずっとしまっておくことはありません。それでは、いつまでも罪悪感だけが残ってしまいます。

    8. 箱にしまったままのモノは、必要ないモノ

    気に入ったオブジェを飾る、すてきな方法を見つけましょう! というのがオリーのアドバイス。小さなかわいいアイテムでシャドーボックスをつくる、バケーションのおみやげをいろいろ壁に飾る、など。でも彼女いわく、いったん蓋つきの箱にしまったら、もうそれはどこかに寄付しても惜しくない、必要ないモノなのかもしれません。カーマイケルも同じく、モノはできるだけ最小限におさえるようにすすめています。たとえば子ども一人につき大事なものをしまう箱をひとつにして、学校で描いた特別な絵を数枚と宝物だけ保管する。国語のテスト全部やあらゆる絵を取っておくことはないのです。

    9. 整理しすぎない

    整理整頓をする気になったはじめのうちは、あまりに複雑なシステムをつくってしまう人も多く、そうするとルールに従えなくなってしまいます。グリーアいわく、請求書のファイリングシステムを決めようとしている人にありがちで、「最終的にひとつのフォルダーに紙切れ1枚を入れるという方法を編み出したりしますね! 私は、整理整頓のときは、KISS(Keep It Simple, Silly:バカバカしいくらいシンプルに)というルールをすすめます。あまりに複雑にしすぎると、すぐに破綻しますよ」

    ものを整理するときは、シンプルに仕分けすることが必要不可欠。7つ以上のカテゴリーにアイテムをわけるようにすすめる人もいますが、カーマイケルは強く反対しています。「とっておく、寄付する、捨てる、の3つに分けるのがいちばん。これよりも複雑に分類すると、難しくなりすぎてうまくいきません」

    10. ガラクタではなくアートを買う

    グリーアが休みに旅行に出かるときは、安物の装飾品やオーナメント、Tシャツなどを山ほど買うのではなく、ちょっと高めの、その土地のアートをひとつだけ買うようにしているそう。「こまごましたものをいくつも飾るよりも簡単で、お土産としても意味があるし、小さなものを合計した金額よりも安上がりなんです」。

    この考え方は、クローゼットの中身にも応用できます。足が痛くなりそうな安物の靴を6足買うくらいなら、質の高い靴を1足買ったほうがいいのです。「ハンドバッグや洋服にもまったく同じことがいえますね」とグリーア。

    11. 決まりごとよりも機能性を重視する

    オリーはクライアントに対して、どのような生活習慣なのか、いまの空間でその習慣をどう生かせるのかをじっくり考えるようにコーチしています。

    たとえば、あるクライアントは、毎朝シャワーのあとにバスルームで着替えていました。そして寝室よりもバスルームのほうがスペースに余裕があるなら、下着をバスルームに収納するほうが理にかなっています。「機能を考えて、空間に生かしましょう」とオリーは言っています。ライフスタイルに合っていない決まりごとに固執する理由はないのです。

    12. 完璧を目指さずに前にすすむ

    整理整頓のメソッドには、特に有名な近藤麻理恵の方法もそうなのですが、大きな片付けを一度で終わらせるようにすすめているものが多いです。グリーアはもっと現実的で、少しずつ目的を達成していくことを推奨しています。「プロジェクト、ゴール、日程を決めましょう。本棚の片付けを30分、とか。完璧にやろうとせずに進めていきましょう。どんどん片付けていくうちに、やる気がわきますよ」

    13. なにかを捨てて後悔することはない

    「思い入れがあるすべてのものをとっておく必要はない」とオリー。そのモノにまつわる記憶も忘れてしまうのではないか、自分は冷たいのではないか、と感じるなら、写真を撮るとよい、というのが彼女のアドバイス。モノが失われても、そのおかげで空間が生まれ、それはとても価値のあること。「家の中の空間は心を穏やかな気持ちにしてくれるし、それはいかなるモノにもできることではないのです」とカーマイケル。

    グリーアもこう語ります。「何かを捨ててしまって後悔していると、のちのち私に言ってきたクライアントはこれまでひとりもいませんよ!

    Megan Romer / 13 Tricks Personal Organizers Use To Keep Their Own Clutter Under Control Need a rescue from your stuff?

    訳/Maya A. Kishida

    RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2018/04/164979decluttering.html
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