ヴァカンスと言えばやっぱり、ビーチリゾートというのが鉄板ですよね。でも、ハワイやアジアは何度か訪れているし、今度は少し違ったリゾートも味わいたい! という方にオススメなのがタヒチです。実際に先日、初めて訪れて来たので、ヘルシーなタヒチ料理やタヒチならではのオイルビューティなど、南国タヒチの魅力をレポートします。

静かなタヒチ島の中心街でお散歩

© Tahiti Tourisme

南太平洋の中央部に点在するタヒチの島々。その中で、フランス領ポリネシア最大でタヒチの玄関口となっているのが、タヒチ島です。今回、初めてということで、このタヒチ島をメインに動きました。空港から中心街のパペーテまでは車で約15分ほど。私は空港近くのホテルにステイしたのですが、とにかく第一印象は、静か! 世界中から観光客が訪れているのにもかかわらず、滞在中、日本人観光客を見ることはほとんどなく、帰路の空港で、この日本人たちはいったいどこにいたのか? と思ったほど。

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そして、何と言っても気に入ったのが圧倒的な治安の良さ。タヒチの人たちはみんな優しくてフレンドリー、ゆっくりと時間が流れているのでほのぼのしていました。パペーテの街には活気あふれるマルシェ、フォトジェニックなカテドラル、さまざまなショップカフェ、小型トラックを改造した屋台ルロット」など見所も多く、滞在中に立ち寄ることも多かったです。

伝統の音とダンス、パワースポット巡りも楽しめる

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南太平洋といってもそこはフランス。公用語もフランス語ですし、スーパーのカルフールもあってなんだか不思議な気分。なんとなく日本語が通じてしまうハワイとは違ってトリップ感もアップ! フラダンスよりも歴史が古いタヒチアンダンスなど、島での暮らしの中で日常的に親しまれている音とダンスに触れることもできました。

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また、今回は行けなかったのですが、パワースポット巡りもできます。たとえば、タヒチ島から約219キロメートルの距離にある、タヒチ語で「遙かなる楽園」「柔らかな光の空」という意味の名のライアテア島には、昨年、仏領ポリネシアでは初登録となった世界文化遺産タプタプアテアのマラエ」があります。ここはヨーロッパからの宣教師たちが島に来る以前に、当時のポリネシア人が精神な力の源である「マナ」の宿る場所として無数の石を並べた祭祀場で、現在でも、ハワイ、ニュージーランド、クック諸島のコミュニティが、自分たちの神聖な文化の故郷とみなすこの巡礼地に集まります。

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フルーツや魚など、ヘルシーなタヒチ料理

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いたるところでバナナ、パイナップルなどフルーツが売っていたので朝に買い出しに行くことも。フランスとあってフレンチもいいけど、魚料理も豊富なので日本人には親しみやすく、特にマグロは安くていっぱい! マグロにココナッツミルクや塩、ライムを合わせた「ポワソンクリュ」は代表的な郷土料理でさっぱりしたシンプルな味付けなので、ついたくさん食べてしまいました。

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ホテルのスパでは郷土のオイルを使った施術を

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海やプールでゆっくりしたり、夕日を見るだけでも癒されますが、ホテルのスパでは、伝統的な良薬として受け継がれるタマヌオイル、タヒチの国花であるティアレ・タヒチの花とココナッツの油分でつくられるモノイオイルなどタヒチならではのオイルを使った施術を受けることができます。

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タヒチでは普通に道を歩いている人もティアレ・タヒチを髪飾りにしたり、耳の上に飾っているのでいい香りが漂っているんです。その他にも街中の海沿いにはランニングに最適な市民の憩いの場があったり、タヒチアンダンスの体験もできたり、アクティブに動くこともできます。

自分へのご褒美に最適なタヒチ産ブラックパール

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お土産はタヒチ島のマルシェやスーパーで伝統的なオイルやバニラエッセンスなどを購入したのですが、おすすめは世界シェア約98パーセントと言われるブラックパール。少しマダムで高価なイメージがありましたが、イヤリング、ブレスレット、指輪などにさりげなく施されたものは、カジュアルで普段使いにぴったり。予算に応じていろいろあるのも魅力的です。

足を伸ばしてアイランドホッピング

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タヒチから船で約30分〜45分のところにあるモーレア島に日帰りで行ってきました。タヒチ島ですら海が綺麗と思っていたのに、ここに来たら、タヒチ島が都会に思えるほど自然が豊か。ビーチは独占できるし、イルカと遊ぶこともできたり、ラグーンとの山々の両方が楽しめ、ブルーとグルーンのコントラトが美しい。さらに「太平洋の真珠」と呼ばれるボラボラ島、世界最高級のバニラの産地タハア島など5つの群島に118もの島々が広がっていてそれぞれ特徴があるので、アイランドホッピングしてみたい。

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とにかく治安がよくて、子ども連れにも安心ですし、ストレスフリーで楽しめた今回のタヒチ旅行。これまで、リゾートに行ったら、ショッピングに忙しかったり、人が多くて疲れてしまうこともあったけど、今回は本当にゆっくりすることができました。ウエディングやハネムーン、ダイビングなどのマリンアクティビティでのタヒチもいいけど、大人の女性が楽しめる要素もいっぱい。水上コテージのイメージが先行していたので、ラグジュアリーアイランドだと思っていましたが、実際にはとても素朴。観光客の方々のマナーもよくてホテルでもとてもよくしてもらいました。なによりもあの海の青さは一生忘れない!

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飛行機は直行便が出ていますし、思っていたよりも身近だった南太平洋に浮かぶ楽園。これまでのヴァカンス先に飽きてしまった人も楽しめるはず。ぜひ、これからのデスティネーションリストに加えてみて。

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