今回紹介する食材を毎日に取り入れれば、丈夫な爪を手に入れられるはず。
枝豆(システィンと葉酸)
お寿司を食べる前におつまみとして枝豆を食べるのは賢い選択。大豆はタンパク質の一種、ケラチンを作るのに必要なアミノ酸であるシステインを含んでいます。このケラチンは爪を作るための大切な要素の一つだと、ペンシルバニアの管理栄養士リビー・ミルズさんは説明します。それに加えて、枝豆は、新しい爪の細胞をつくるために必要な葉酸がたっぷり含まれているのです。
殻つきのゆでた枝豆、刻んだ玉ねぎ、角切りトマト、トウモロコシ、ライムジュースを混ぜて自家製のサルサを作りましょう。または、蒸した枝豆をチリパウダーで和えて、ピリ辛なおやつに。
卵(ビオチン)
割るなら爪ではなく、卵を割りましょう。卵は、ビオチンを摂るのに一番よい食べ物です。ビオチンは爪細胞を作る薄い組織、爪母基のタンパク質生成を促すビタミンBの一種です。「ビオチンには爪を厚くする効果があることが分かっています。そして、爪がぼろぼろになるのを防いでくれます」とミルズさんは話します。このビオチンはできるなら食べ物から摂るのが一番だそう。サプリメントのように多量に含まれているものは、医療検査に影響を与える場合もあるからです。
スモークサーモンと刻んだブロッコリーを入れたスクランブルエッグがおすすめ。サーモンもブロッコリーもビオチン源です。
カシューナッツ(亜鉛)
カシューナッツにたっぷり含まれている亜鉛は、細胞分裂とタンパク質の合成に必要で、どちらも爪が伸びるためにとても重要な栄養素です。そして、体は亜鉛を体内で長いあいだ保持することができないので、毎日摂取することが必要です。毎日の食事でしっかりと亜鉛を摂ることで、爪をきらきらと強くキープできます。「もしが爪が乾燥していたり、弱かったりするなら、それは亜鉛不足だからかもしれません」とウルフさんは話します。
冷蔵庫で一晩水につけておいたカシューナッツをバナナ、刻んだデーツ、アーモンドミルクと一緒にミキサーにかけてスムージーを作りましょう。
サツマイモ(ビタミンA)
この甘い野菜のうれしいところは、なんとひとつ食べるだけでビタミンAの一日に必要量の約5.6倍摂れることです。ビタミンAは爪が正しく再生するのを促してくれます。「食事できちんとビタミンAが摂れないと、爪がぼそぼそしたり、ひび割れの原因となるような縦のミゾができてしまいます」とミルズさんは言います。
つぶしたゆでサツマイモをフムスに加えて、定番のディップにひねりを加えてみましょう。素朴な味わいには刻んだセージを、少し甘味がほしいならシナモンとメープルシロップを少々かけてみて。
黄色パプリカ(ビタミンC)
ビタミンC観点からは、オレンジパプリカではなく、黄色パプリカに軍配が上がります。ビタミンCは爪のタンパク質であるコラーゲンの生成に必要です。「コラーゲンの生産力は年齢とともに減り、これがうすく、弱い爪につながってしまいます。だから爪を強く健康的にしたいなら、ビタミンCが豊富なものを食べるのはとても大切です」とウルフさんは説明します。大きな黄色パプリカ1つで、一日に必要なビタミンC量の約4倍を摂ることができます。
うすく切った黄色パプリカをオリーブオイル、赤ワインビネガー、みじん切りにしたニンニク、切ったローズマリーを混ぜたもので2時間ほどマリネして(冷蔵庫で保存)、グリルしましょう。
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訳/Noriko Yanagisawa