兵庫医科大学 内科学消化管科主任教授の三輪洋人先生は、「日本人の約半数は便秘を病気と思っていないけれど、便秘は治療が必要な病気」と話します。
医師が教える、便秘4タイプ。「便秘は治療が必要な病気」
三輪洋人先生は、「便秘は治療が必要な病気」と話します。意外に知られていない「便秘」の種類や治療法について、前・後編にわけてお届け。 https://www.mylohas.net/2018/10/175530constipation01.html前編に続いて後編では、食生活と生活習慣で見直したい6つのポイントや、便秘薬の選び方についてお届けします。
うんちが硬くなるのは、なぜ?
「慢性便秘症」を含む、前述した「機能性便秘」を引き起こす便の硬さは、大腸を通過する時間と相関しているという三輪先生。
通過時間が長くなるほど便が硬くなるのですが、それには主に3つの原因があります。
1.大腸通過遅延型
高齢者の便秘に多いケース。腸の神経が老化して蠕動運動が低下する。うんちが硬くなる症状が出やすいタイプ。
2.大腸通過正常型
便秘の原因としてもっとも多い。便をがまんする癖や、浣腸を乱用することで起こる。
3.便排出障害型
肛門と直腸の圧力バランスが崩れ、排便行為そのものが困難になることで起こる。
このうち、とくに治療が難しいのは排出障害型。いきんでも排出できなくなり、2~3時間かかることもあるのだとか。
「ひどい排出障害型になると薬物療法も効きません。
治療として考えられるのはバイオフィードバック療法。肛門と直腸の圧力を計測しながら排出機能を調整していくもので、エビデンスも確立しています」(三輪先生)
日本人の「慢性便秘症」は、若年層では女性に多く、男女ともに高齢になるにつれて増加するという特徴があるといいます。高齢化が進む今後、便秘への問題意識はさらに高まるはずです。
食生活と生活習慣で見直したい6つのポイント
便秘の改善には食生活と生活習慣の見直しが大切。6つのポイントをご紹介します。
<食生活>
・早めに起きて、きちんと朝ごはんを食べることで大腸が動き、排便が促される。
・食物繊維の摂取量は1日24g以上が理想。リンゴ・ミカン・にんじん・パプリカなどに豊富なペクチン、こんにゃくの主成分であるグリコマンナン、海藻に含まれるアルギン酸など、水溶性食物繊維を積極的に摂ること。
ただしゴボウなどの硬い不溶性食物繊維の摂りすぎは、便の量は増やすけれど排便を困難にする場合があるので注意。
・マグネシウムの摂取量が少ない人に便秘が多いことが知られている。マグネシウムを多く含む海藻、玄米、納豆、ナッツ類を摂ること。
<生活習慣>
・便秘改善には水分摂取が不可欠。ただし腸が敏感な場合は、刺激しないように冷たい飲み物は避け、ぬるま湯やお茶で少しずつ水分補給して。
・排便のリズムを作るためにも規則正しい生活を。睡眠中に消化が進むので、翌朝の排便のためにも充分な睡眠時間が必要。早起きして朝のトイレタイムも確保しよう。
・ストレスや運動不足が便秘を悪化させることがある。1日1回、15~20分ほどのウォーキングなど、無理なく続けられる運動を取り入れてみよう。
“刺激性下剤”は避けて。便秘薬の選び方
最後に、病院で処方される新薬や市販の便秘薬を選ぶ際の注意点を教えていただきました。
「便秘薬には、小腸・大腸に刺激を与えて排便を促す“刺激性下剤”と、便の水分量を増加させて柔らかくし、腸管内通過時間を短くする“緩下剤”があります。
作用が穏やかで習慣性がない“緩下剤”を選ぶとよいでしょう。日本の市販薬には、依存性がある“刺激性下剤”が多いので、選ぶときは注意が必要です」(三輪先生)
“緩下剤”には主に下記の種類があります。
1.酸化マグネシウム
腸内の浸透圧を上げて水分を腸管内へ誘導し、便を柔らかくする。まれに高マグネシウム血症を起こすことがあるので、高齢者や腎臓が悪い人には不向き。
2.上皮機能変容薬
小腸の粘膜に働きかけて水分の分泌を促し、便を柔らかくする。医薬品ルビプロストン(アミティーザ)や、リナクロチド(リンゼス)などがある。ルビプロストンは妊娠中は使用できず、若い女性は吐き気が起こることがあるので注意。
三輪先生によると、はっきりとした因果関係は不明なものの、便秘の人は死亡率が高いなど、憂慮すべきデータがいろいろとあるといいます。
「たかが便秘」と放置せず、まずは食生活と生活習慣を整えること。改善しない場合は、ぜひ早めに医師に相談してみてください。
前編はこちら
医師が教える、便秘4タイプ。「便秘は治療が必要な病気」
三輪洋人先生は、「便秘は治療が必要な病気」と話します。意外に知られていない「便秘」の種類や治療法について、前・後編にわけてお届け。 https://www.mylohas.net/2018/10/175530constipation01.html取材・文/田邉愛理、image via shutterstock
生きてりゃ絶対に死ぬんだから「便秘の人は死亡率が高い?」は無いだろ
もうちょっと表現というものを考えようや
タイトル見て書こうとしたことがすでに書かれていた
「犯罪者の99%以上がパンを口にしたことがある」と同じだな
ワシの便、3日に一度しか出ず、膨大な便がガムのように便器にへばりつき流せないけど、死亡率は大丈夫だな!
まあ、30代で死んでも関係ない
他人のことを気に掛けるほど、医者は暇じゃないから
長期間溜まると血液中にうんこ成分が流れてそれだけでも体に悪いが
口臭も体臭もうんこになっちゃうから
死亡率とかの適当なデータとか関係なく死にたくなるだろうな
毎朝下痢と戦ってる俺には無縁の話だな
毎日快便だったけど薬飲み始めてから便秘気味になってツライって言う家族の言葉が理解できない。
こちとら基本便秘なもんで、糞詰まりが基本ステータスみたいになってるからなぁ
毎日スッキリ快便な人は気持ちいい?んだろうなとは思う
いちぢく浣腸を三本ずつ入れあった!(長寿の秘訣)
まあ、睡眠時間少ないのと同じで、身体には悪いだろうな