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ある緩和ケアの医師が、死を前にした患者さんたちの声を聞き取ったそうです。もっとも多かった後悔は「挑戦しなかったこと」というものでした。
挑戦という言葉を、あまり大きく捉えないことです。「何かに挑戦することはとても勇気が必要で、中途半端な気持ちでできるものではない」。そんなふうに決めつけて、自らハードルを上げている人が多いように思います。
「大海も一滴の水から。大山も一つまみの砂から」という言葉があります。先のことなど思い浮かべることなく、まずは最初の一滴から始めることです。一滴や一つまみくらいならば、すぐにでも始めることができるはず。後悔を残すよりも、小さな水たまりをたくさん人生に残すことです。
曹洞宗 徳雄山 建功寺の住職・枡野俊明さんによる著書「人生でいちばん大切なこと」。読むと心がすっと軽くなる、そして気持ちがきゅっと引き締まるこの本から、一日一言をお届けします。
【出典】
「人生でいちばん大切なこと 死ぬとき後悔しないために」
枡野俊明
(廣済堂出版)
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