こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。マウンティングや他人からの評価。特に意地悪な人と接していると、「どう思われているか?」や「私が間違えていない?」など、そういったことが気になりますよね。

今回は、こうした苦しい気持ちを安らかになだめて、人間関係を再構築するための方法をお伝えしていきます。

心が気にしてしまうとどうなるの?

たとえば、自分の周囲に、やたらと自分を批評する、あるいは嫌味を言う、何かと言えば自分のことをチラチラ見て、クスクス笑いをする……というような人がいたとします。

すると、心はどう思うでしょうか?

「あれ、何か言われている」、「私、何かおかしなことしてる?」、「どうしよう、その人に責められるようなことしてるかな……」。こんなふうに、まず「気にしてしまう」ようになります。

「気にしてしまう」とどうなるでしょうか?

いつも心のどこかで、「その人のいったことや態度」が気になってしまい、その人が目の前にいてもいなくても、「私、どこかおかしい?」「私はどこか悪いのかもしれない」と無意識に囚われてしまうんですね。

こんなふうに悩んでいると、いつもいつも脳は「自分のおかしさや悪さ」を探すようになり、「おかしくないようにしよう」、「笑われないようにしよう」、「嫌味を言われないようにしよう」、「目立たないようにしよう」など……「突っかかってくる人の目だけを基準にして行動するようになる」のです。

フォーカスを間違えれば、あなたは生きられなくなってしまう

でも、考えてみてくださいね。この時に、「おかしくないように、悪く言われないように、変だと思われないように、何か言われないように」行動したとして。自分の本当の魅力って、のびのびと発揮できているでしょうか?

できませんよね。むしろ、怖がって、自分の個性が発揮されることを恐れて、その人の目に自分が入らないように、何か言われないように、息を潜めるように生きるようになってしまいます。

特に、嫌味や悪口が顕著だったら……「あの人に言われないように、自分は自分らしくいないようにしよう」「魅力的で目立ってしまうと、嫌味を言われてやられてしまうから」と思うようになってしまいます。

こうして自分の魅力を発揮していないとき、自分という人は、果たして他人から見てどう見えるでしょうか?

個性を殺している自分、感受性を発揮していない自分、息を潜めて怯えるように、陰のように生きている自分、地味で、怖がっていて、自分を表現していなくて……この自分を男性が見て、魅力的だと思いませんよね。

あなたを生かすために必要なこと

誰かを恐れている萎縮した自分に気づいたのならば、「その人達の思惑に乗らなくていいんだよ」と、そこから精神的に離れる決意をすること。

これは、「マウンティングしてくる相手を気にしないようにする」というウルトラCのようなことをするのではなく、(こんな怖い相手を気にしないようにする、ということはできません!)「マウンティングは、マウンティングをする側の問題であり、私の問題じゃないんだな」と捉えてみてください。

「私が何かした?」
「ううん、何もしてないよね?」
「でもなんで、あの人、マウンティングしてくるの?」
「勝手に私のことを敵視して、なんだかいってくるよね……」
「でも、私のせい?それって」
「私が彼女に何かした?」
「ううん、やっぱりしてない」
「だって、私が出来たり、感じよかったり、他人から評価されるのは、私の努力や資質のおかげで、何か他人に酷いことしたわけじゃないから……」
「やっぱりしてないなら、私は無実じゃない?」
「そうだよね、じゃあ、相手の責任!」

こうやって自分と会話をして、きちんと「自分のせいじゃない」と確認した上で、「あの人怖い!だから、離れよう!」でいいんです。

優しくて、なんでも自分のせいにしてしまう人ほど、何かあるとすぐに「私が悪かった? だから相手が何か言ったの?」って思ってしまいがちですね。

でも、それをやめて、ちゃんと「私のせいじゃないよね」と確認してあげてください。「精神的に関わらないように逃げる」ことをすると、「ずっと相手のことを考えて、くよくよしながら相手の目下に入り続ける」ということがなくなります。

あなたがあなたとして生きられるように、自分に無理をさせないであげてくださいね。

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