年齢を重ねるにつれて、切れ毛ゴワゴワツヤがなくなってきたなど、髪の悩みが増えていませんか? それは、もしかしたら「髪の糖化」が原因かもしれません。

今回は、太陽笑顔fufufuより、同志社大学大学院生命医科学研究科・アンチエイジングリサーチセンター教授の米井嘉一先生が教える「本当の美髪を作る秘訣」を紹介します。

30代からのダメージヘアの原因は糖化!?

抗加齢医学研究の第一人者として研究活動をおこなっている米井先生によると、「糖化こそ、髪のダメージの大きな原因」なのだそう。

「以前に比べて毛先がゴワゴワする、切れやすくなるというのは、髪の糖化が原因のひとつだと考えられます。カラーリングや熱によるダメージのケアは知っていても、ダメージが髪の内部にも起こっていることはなかなか気づきません。それが糖化なのです。つまりこれをしっかりケアすることが、美しい髪を長く保つために欠かせないんですよ」

(「太陽笑顔fufufu」より引用)

この髪の糖化とは、一体どういうことなのでしょうか?

紫外線によっても髪の糖化が進む

「糖化」とは、髪だけでなく私たちの体内で起こる現象を指します。

「糖化」とは、食事などで体内に入った糖質とタンパク質とが結びつき、タンパク質が劣化してしまうこと。劣化したタンパク質は「AGE(エージーイー)」と呼ばれ、これが身体のあちこちに溜まっていくことで、体内の「糖化」が進んでいきます。

(「太陽笑顔fufufu」より引用)

これが、髪にも起こることで悩みが増えてしまうというわけ。

さらに米井先生によると、「髪の毛先と根元付近では、糖化のレベルが違っていることもわかってきた」とのこと。この原因は紫外線が考えられるといいます。

「髪の糖化は、紫外線の影響を受けてしまいます。つまり長く紫外線に当たっている毛先ほど、糖化が進んでいると推測されるのです。糖化した髪はしなやかな強さを失って固くなっていくので、ゴワゴワ感やもろさが毛先にいくほどより感じられるのです」

(「太陽笑顔fufufu」より引用)

美髪を作る3つの糖化ケア

美髪を叶えるためには、糖化を防ぐことが大切! 美髪は、外側からだけでなく内側、つまい体内からのケアが重要と考えられます。米井先生が紹介している「糖化ケア」の中から、3つをピックアップして紹介します。

1.甘さに慣れた舌をリセット

お茶の苦味や酢の酸味で味覚を時々リセットしましょう。お茶に含まれる茶カテキンや酢に含まれるクエン酸が舌のリセットをしてくれますよ。

(「太陽笑顔fufufu」より引用)

私たちの食生活は、味の濃い食べ物が多いため、知らず知らずのうちに薄味では物足りなくなってしまっている危険が。糖分が多い食べ物は、体内の糖化を加速させてしまうので上手にリセットしましょう。

2.髪もしっかり紫外線対策

紫外線対策として肌に日やけ止めを塗るのと同じように、髪もケアをしてあげましょう。髪用の日やけ止めなどもありますが、外出時に日傘をさすことも有効です。

(「太陽笑顔fufufu」より引用)

前述のとおり、髪の糖化は紫外線による影響も大きいため、紫外線対策をきちんと取りましょう。日傘、帽子をお忘れなく。最近ではスプレータイプの気軽に使える髪用日やけ止めもありますね。

3.質のよい睡眠を

理想の睡眠時間は6時間以上ですが、無理な場合は、少しでも長く眠れる状況を作るよう心がけましょう。最新の研究では、眠りホルモンとも言われる「メラトニン」に抗糖化作用があることもわかってきています。

(「太陽笑顔fufufu」より引用)

睡眠不足は、劣化したタンパク質を体内に溜め込みやすくしてしまうそう。毎日ぐっすり眠るように努めてみて。

糖化予防を心がけて、美髪づくりをサポートしましょう!

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