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お腹にガスがたまっているのは、病気のサインかも
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お腹にガスがたまっているのは、病気のサインかも

2019-05-17 10:30
    胃腸を傷つける生活習慣は、食べ過ぎ・飲み過ぎだけではありません。日本人に多い消化管のがんを防ぐためにも、胃腸のケアは重要。予防医学医の奥田昌子さんが教える「胃腸を最速で強くする方法」を、毎日ひとつずつご紹介します。 images via shutterstock

    過敏性腸症候群(IBS)は、少し前まで、便秘型、下痢型、便秘と下痢を繰り返す交互型に加えて、ガスがたまってお腹が張るガス型の4つに分類されていました。しかし現在では、ガス型は「機能性腹部膨満症」という別の病気に分類されています。

    じつはIBSでも、「ガスが大量に発生してお腹が苦しい」と感じる人は少なくありません。しかし大腸で発生するガスの量を調べると、その量は健康な人とほとんど変わらないのです。

    IBSになると、腸の粘膜が敏感になり、わずかな刺激でも腹痛があらわれます。ある実験で大腸のなかに小さな風船を入れてふくらませ、腸の壁を刺激したところ、健康な人は何も感じないくらい弱い刺激でも、IBSの人には腹痛が起きました。

    つまりIBSの人は腸の粘膜が敏感になっているため、ほんの少しガスがあるだけでお腹が張ったような気がして、実際以上にたまっているように感じてしまうのです。

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    「胃痛の原因はストレス」「ヨーグルトで便秘が治る」――そんな誤解をしていませんか? 人間の体は巨大な一本の管=消化管でできているのに、私たちは驚くほどその実態を知りません。本書では強い消化管をつくるために欠かせない食事や生活習慣を、日本人の体質を研究する予防医学医の奥田昌子さんが解説。なぜ日本人は「胃腸が弱い」のか、その秘密を紐解きます。

    RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2019/05/189594stomach_17.html
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