ぽっこりお腹や猫背、背中のはみ肉……。
体質や年齢のせいにしてもうどうにもならないと諦めてしまいがち。けれど、それらを解消するカギは背中にあるとヨガクリエイターのayaさんは言います。
自身も20kgのダイエットに成功し、これまで30万人を指導してきたayaさん。「必ず変われる」という口コミが広がり、予約が取れない人気教室「syaraaya」を主宰することで知られています。
そんなayaさんの知識と経験が詰まった「ayayogaメソッド」なら、すぐにくびれることもかなうのだとか。その方法が詳しくわかる著書『一気にくびれる ayayoga 背中革命』(主婦の友社)から見ていきましょう。
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肩甲骨まわりの細胞を刺激
image via shutterstockくびれを作りたいと思ったときに、普通はお腹を鍛えるもの。でも、なぜ背中を刺激するとやせられるのでしょうか?
そもそも背中はふだんあまり使えていない部位で、多くの人は肩が内側に入って猫背になる「巻き肩」の状態になっているそう。これは背中の中でも肩甲骨まわりの筋肉がこりかたまっているのが原因に。
そんな肩甲骨まわりには、脂肪を燃やしやすくする「褐色脂肪細胞」というものが存在するとayaさんは言います。
そこで、肩甲骨まわりを集中的に刺激する体操「ayayogaメソッド」を考案しました。ここには脂肪を燃やしやすくする「褐色脂肪細胞」が存在することがわかっています。肩甲骨まわりを動かすことで褐色脂肪細胞を活性化させ、代謝アップをはかります。
『一気にくびれる ayayoga 背中革命』15ページより引用
この細胞は加齢とともに減少し、増えることはないため、常に刺激を与えて活発にすることがポイントに。
また、「背中に刺激を与えて、鍛えることで、筋肉が正しく使えるようになり、猫背が改善されます」とayaさん。すると背中が丸まっていたことで圧迫されていた内臓と、広がった肋骨が元通りに。肋骨が上がることでくびれがよみがえり、内臓の働きもスムーズになるなんて夢のようです。
くびれだけでなく不調改善も望める
image via shutterstock本書では、ayayogaメソッドに挑戦した20代から60代の女性の体験談が掲載されています。食事制限なしで、多くの人が2週間で効果を感じたそう。体験談にも現れているように、くびれる、姿勢がよくなる、不調改善など、背中を鍛えるとうれしい効果がたくさんあるとayaさんは言います。
なかでも魅力的なのが、体全体の脂肪がするする落ちていくこと。肋骨が正しい位置に戻ることで、お腹まわりにたまっていた脂肪が徐々にすっきりしてくるのだとか。
長らく使わずにかたまっていた筋肉がしなやかになることで血流もよくなり、「燃えやすく、太りにくい」体に。背中に位置する大きな筋肉を鍛えれば、消費エネルギーも高まり、効率よくやせられます。
『一気にくびれる ayayoga 背中革命』58ページより引用
そのほか、肩甲骨の動きがスムーズになり肩が下がって小顔になる、血流がよくなり肩こりから解放される、深く呼吸できるようになって眠りが深くなるなど、たくさんの可能性が。やせるだけでなく、健康的な体に近づけることがうれしいですね。
1日たった3分でOK! まずは2週間続けよう
しかし、背中のトレーニングと聞くとキツそうなイメージがあります。ayayogaメソッドはそんな不安を払拭し、無理なく続けられるもの。その証拠に、はじめにトライすべき「こんにちは体操」は、とっても簡単なものでした。
かかと、ひざの内側をつけてまっすぐ立つ。
手のひらを大きく返し、肩甲骨を寄せて胸を開く。空を見上げるように顔を上げ、「こんにちは!」と元気よく胸を開くのがコツ。胸を開く→ゆるめて脱力する、を連続して10回以上行って。 (以上、『一気にくびれる ayayoga 背中革命』23ページより引用)
通常、腕を自然におろした状態では、手のひらは内側を向いています。つまり、こんにちは体操で行う“手のひらを返す”という動作は日常ではほとんどないもの。だから「ここは動かす場所」と脳への刺激を与えられ、背中への刺激をより効率アップできるとayaさんは言います。
実際にこんにちは体操を体験してみると、10回ほどで体がじんわり熱くなり、ふだん動かしていない筋肉への刺激を感じられます。
この体操を含め、基本の動きはたった2つで、実践する時間も1日3分だけ。しかも食事制限は特になし。これは毎日続けられそうです。
毎日のayayogaメソッドの実践に加え、背中を意識して過ごすことで、美しい体に変われそう。習慣化させて理想のボディラインをめざしたいものですね。
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美しいくびれをつくろう!
[一気にくびれる ayayoga 背中革命]画像提供:主婦の友社(「こんにちは体操」画像)