おいしく見える3つのポイント
ウィリアムズさんによると、料理がおいしく見える盛り付けのポイントは次の3つ。これらに気を配ることで、定番メニューのマンネリ化も防ぐことができるといいます。
ポイント1.「カラフルな色」で変化やリズムを
料理が全体的に茶色になりがち……という人は、意識して赤色・黄色・緑色を取り入れてみて、とウィリアムズさん。
例えば、料理を作った後に茶色になったと気付いたら、トッピングに和食ならネギ、トマトやカットした茹で卵を、イタリア料理なら、パセリ、バジルや粉チーズなどをプラスするだけでも、色に変化がでます。
(「Diet Plus」より引用)
カラフルな色を散らすことで、お皿の上に変化やリズム感が生まれるそう。見た目もぐっと華やかになりますね。
ポイント2.上に「立体感」を出すことでおしゃれに
レストランでパスタを出すとき、トングで巻き付けるようにしてねじって高さを出すのは、立体感を演出するため。料理は平らに広げるよりも、上に高く盛り付けることで「おしゃれ感」が増すのだとか。
ポイント3.器などの組み合わせで「特別感」
食器を重ね合わせると、特別感がぐっと引き立つとのこと。日本料理店では天ぷらの下に白い和紙を敷いたり、焼きものに笹をプラスしたりしますが、こうした「組み合わせ」も非日常感を盛り上げるテクニックです。
定番メニューがこんなに変わる!
それでは、定番メニューを盛り付けでアレンジした例をいくつか見ていきましょう。
ごま肉じゃがは盛りつけに工夫を
お皿の中心にこんもりと盛り付けて、高さを出しているのが上品さの決め手。肉じゃがといえば「茶色い」メニューの代表格ですが、仕上げに緑の豆苗をあしらって、彩りにアクセントをつけています。
レモンを器ににしたちらし寿司
ちらし寿司も大きな器に盛らず、中身をくり抜いたレモンにつめることで、おもてなし感が倍増。レモンの皮から立ち上る爽やかな香りも、食卓を盛り上げてくれそうです。
ハンバーグはホイル焼きで
ハンバーグ種を野菜と一緒にホイルに包み、250度のオーブンで10分~15分焼いたもの。ホイルを開ける瞬間のワクワク感が楽しいメニューです。
栄養バランスが整いダイエット効果も
盛り付けのメリットは、見た目の華やかさだけではありません。赤、黄、緑などカラフルさを意識することで、自然と野菜量が増え、栄養バランスが整いやすくなるといいます。
さらに、意外なダイエット効果もあるようです。
日頃から盛り付け方を工夫する習慣をつけると、食べる際も空腹を満たすだけでなく、食事の見た目を楽しむことができるため、早食いを防ぐことができます。
(「Diet Plus」より引用)
栄養バランスのよい食事をゆっくりといただくことは、太りにくい体を作る基本でもあります。ぜひ3つの盛り付けポイントを参考に、料理の見た目を楽しくパワーアップしてください。
食事はダイエットの基本です!
ウィリアムズ早苗(ウィリアムズ・さなえ)さん
管理栄養士。大学卒業後、食品会社にてメニュー開発を経験。現在はオンラインでの栄養指導や、メディアでの執筆をおこなっている。私たちが抱える、食や健康に関しての問題点に注目し、解決の糸口となるようなお手伝いをすることをモットーにしている。
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