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「やる気がでない」は鬱ですか…? 精神科や診療内科、カウンセリングルームへ行くべきか
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「やる気がでない」は鬱ですか…? 精神科や診療内科、カウンセリングルームへ行くべきか

2021-05-12 18:00
  • 10
こころとカラダの調子にまつわる素朴な疑問に、専門家が答える新連載「こころとカラダQ&A」。第2回は、睡眠という身近な悩みに臨床心理士の佐藤セイさんが答えてくれました。

何もやる気がでない。鬱なの?

Q:3⽉あたりから、何もやる気がおきません。仕事どころか、掃除も洗濯も、⾷事のしたくも⾯倒に感じるようになってしまいました。鬱っぽいのではないかと友⼈に⾔われ、精神科に⾏くことをすすめられましたが、ためらっています。

精神科と診療内科は違うのでしょうか? また病院はハードルが⾼いのですが、カウンセリングルームというものをウェブサ イトでみかけました。病院とは違うのでしょうか? 自分でできるケアはないでしょうか?

さて、今回のご質問には、

・精神科と心療内科の違いとは?
・カウンセリングルームとは?
・鬱っぽさへの対処法は?

という3つの問いが含まれていると思いますので、1つずつお答えしていきます。

精神科と心療内科の違い

心にダメージを負ったとき、どんな症状が出るかは人によって異なります。 例えば「不安になる」「イライラする」「何もかもつまらない」など、心に症状が出る方もいれば、「頭が痛い」「食欲がない」「眠れない」など、身体に症状が現れる方もいます

心の症状を扱うのが精神科、身体の症状を扱うのが心療内科です。

今回の「何もやる気が起きない」というのは心の症状なので、病院受診するなら精神科が良いかもしれませんね。

カウンセリングルームとは?

病院では「症状」に対する治療を受けられます。しかし、心にダメージを負った「原因」が分からないと、治療で和らいだ症状が同じ原因をきっかけに悪化するかもしれません。 例えば、仕事でミスをして上司に叱られたことが原因なら、ミスを防ぐ方法や叱られても過度に落ち込まない方法などを習得しないと、また職場で叱られたときに症状が再発する可能性があります。

カウンセリングルームは心がダメージを負った「原因と対処方法」について、心の専門家であるカウンセラーと一緒に考えていく場所です。 カウンセラーはクライアント(=相談に来た方)の話を傾聴し、要点を確認したり、質問したりして、クライアントの考えや気持ちを整理していきます。その作業の中で、クライアントは「自分がしんどかったのは〇〇が原因だったのか」「もっと××すれば楽なのかも」と気づいていくのです。

なお、心や身体につらい症状がある場合は、病院での治療が優先です。 症状がつらいのにカウンセリングで話したり考えたりすると、その負担でかえって症状が悪化することもありますから。

カウンセリングルームは、症状が落ち着いてから活用してみてくださいね。

鬱っぽさへの対処法は?

ここからは、ご相談者様の鬱っぽさへの対処法についてお話しします。

①病院に受診した方が良いかをチェック

まずは以下の症状のうち2週間以上続いているものをチェックしてみてください。

□ ほとんど1日中悲しみや虚しさを感じる
□ これまで楽しかった趣味や活動にも興味が持てない
□ 食欲が減って体重が落ちた、あるいは食欲が増して体重が増えた
□ 毎日よく眠れない、あるいはいつもより寝すぎてしまう
□ 気持ちがやけに焦って落ち着かない、あるいは逆に思考も行動も止まってしまう
□ 毎日疲れやすく、気力が出ない
□ 「自分には価値がない」と感じることが増えた
□ 考えがまとまらず、物事の判断や決断ができなくなった
□ 「死にたい」と考えることがある

※上記はDSM-5という診断基準の「うつ病」に関する項目を分かりやすく改変したものです。

これらのうち、5つ以上当てはまっている場合には、お近くの精神科や心療内科の受診をおすすめします。もし5つ以下でも生活に支障が出ている場合には受診してくださいね。

②自律神経のバランスを整える

①のリストがあまり当てはまらず、それでもやる気が起こらない場合には、自律神経のバランスを意識してみましょう。 私たちの心は「自律神経」がコントロールしています。自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがあり、それぞれ次のような働きを持っています。

・交感神経:昼間の興奮や緊張を高める働き
・副交感神経:夜間に心をリラックスさせる働き

本来であれば、この2つの神経が交互に働きます。

ところが自律神経は生活リズムの乱れや強いストレスで簡単にバランスを崩します。

その結果、夜になっても交感神経が働き続けてイライラや不安などを引き起こしたり、昼間になっても副交感神経が働いてやる気が出ない状態に陥ったり……ということがあるのです。

そのため、昼にやる気を出すためには、昼には交感神経、夜には副交感神経が働きやすい生活スタイルを心掛ける必要があります。

■ たっぷり睡眠をとる
まずはたっぷり睡眠を取り、心と体をしっかり回復させましょう。 平日と休日とで起きる時間を変えず、生活リズムを一定に保つことも自律神経のリズムを整えるために大切です。

■ 朝は日光と朝食で交感神経の働きUP!
朝起きて日光を浴びると交感神経が活発になります。また、朝食も交感神経の働きをサポートし、やる気を出しやすくなります。

■ 夜はお風呂やヨガなどで副交感神経のスイッチを入れる
夜はゆっくりお風呂に浸かり、ヨガやストレッチで心や体の緊張をほぐすと、副交感神経のスイッチが入りやすくなります。

■ 「やる気が起きない」を受け入れる
これらの活動に取り組もうと思っても「やっぱりやる気が起きない」という方は、心や体のエネルギーが枯渇している証拠かも。そんな時はとことんダラダラして、心や身体を充電してあげることも必要です。

Image via Shutterstock

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RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2021/05/yaruki.html
コメント コメントを書く

DSM-5は日本で普通に働いてれば誰にでも当てはまりそうな項目多すぎ

No.1 42ヶ月前

それは日本がおかしいんでしょ。

No.2 42ヶ月前

風呂に入る気がなくなったら鬱確定
鬱になると生命維持をするための行動すらできなくなるからすぐわかる
ルーチンワークこなしつつも外に出られんくなったら別の症状
鬱がどうかの切り分けは案外簡単

No.3 42ヶ月前

5〜6年前からだいたい当てはまるけど普通に生きとるよ
このご時世ほとんどの人は何かしら抱えてるんじゃないのかな、他人のことはわからんけどね

No.4 42ヶ月前

統合失調症の初期症状と甲状腺疾患も当てはまるんだが、これ鬱病じゃなくてただの抑うつ状態じゃないか
発達障害ビジネスは下火になったけど、鬱病ビジネスは息が長いねえ

No.5 42ヶ月前

殆どの症状に当てはまっているのに病院行かないのは、結局仕事や人生の生産性に悪いだけだから行った方がいい。

No.6 42ヶ月前

良く上がっているストレス解消法やリラックス法が効かなくて、かつ仕事や日常生活に影響が出ているのならば行っていいと思う。
私は踏ん張りながら仕事してたけど、ある日急にベットから起き上がれなくなるくらいの体調不良に襲われて、受診したら本来なら仕事辞めたりや引きこもりとかやってるレベルの重度の鬱と言われた。
鬱が有名になることで言葉が軽くなって、無意識に自分は違うと抵抗感あるかもしれないけど、体も心も不調ならば不調と割り切って良いと思う。

精神科はハードル高そうだけど、心療内科は○○クリニックと一見それっぽくないしていたり、普通の内科と併設しているとことかもあったので個人的にはこっちのがおすすめ。
精神科と心療内科は重なる分野なのでどちらにいっても外れではないし、違う科や病院の方が良いと判断したら紹介状くらい書いてくれると思うよ。

No.7 42ヶ月前

困ってるならだれかに相談すればいいんだよ
言葉にするだけでも大分変わる

公営の相談センターでも意外と対応してくれるぞ

No.8 42ヶ月前

・毎日必ず8時間は睡眠を取る(休日に取り返すなどは不可)
・一日の食事タイムはトータルで12時間以内に収める。就寝の3時間前には取らない。
他にもいろいろあるんだけど、最低でも上記守れないと、精神病リスクと薄毛、肥満・生活習慣病リスクが跳ね上がる。
で、これ実は日本社会人のほとんどの人が実現不可な生活スタイル。日本社会は逆に精神病や薄毛、生活習慣病を引き起こしやすい環境が十二分に整えられている。そんな国。

No.9 42ヶ月前

あ、あとはこれからの時期は熱中症ね。熱中症の一番の要因は水分塩分不足でもなく寝不足ね。体力落ちてるとアウト。直射日光に並ぶレベルのリスクだよ。みんなちゃんと寝ようね!日本企業は十分睡眠を許してくれない社会だけどね!w

No.10 42ヶ月前
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