新しい生活様式の中で、マスクを付けることは当たり前になり、オンライン上でのコミュニケーションが増えています。だからこそ、マスクを付けていても、画面越しでも、印象良く見える秘訣が気になりますよね。

その両方に共通するキーワードは“顔のツヤ”です。

無意識に好印象だと感じていた!?

「美しいと思ったり、毎日を楽しく過ごしていそうだと感じた人を思い浮かべてください。おでこにツヤがありませんか? そのツヤにハッピーオーラを感じている人もいるかもしれません。

逆に、覇気がなく、お疲れモードだと、顔にはツヤがなく、あまりいい印象は持てませんよね。

ツヤはその人自身の精神状態やライフスタイルを表しているからこそ、与える印象を左右します」

そう話すのは、スピリチュアルリーディング、心理オントロジーなどを用いたオリジナル占術を使う占い師、流光七奈さん。

昔からおでこにツヤがない人と一緒にいるのはよくないと言われているそうですが、現代でも、無意識のうちに顔ツヤの良さには、良い印象を持っているのかもしれません。

顔のツヤが好印象を演出する

そして実は、その印象は科学的にも実証されています

ちなみに顔のツヤとは、【肌表面の鏡面反射に加えて、内部からの拡散的な光の反射がある光沢】と定義づけられています。いわゆるテカリとは違う、ポジティブな印象を与える光沢感。

資生堂が国立研究開発法人情報通信機構(NICT)と行った共同研究では、その顔のツヤが、魅力的で好印象を与えることを証明しています。

今回の共同研究では、ツヤ、テカリ、マットの条件を再現した女性の顔写真に対して、その見た目から受ける10項目の印象について答えてもらっています(30代~40代後半の計160名の女性が回答) 。

今回の研究で見てもらった画像は下記です。

「ツヤ(左)」「テカリ(中)」「マット(右)」の顔画像例

画像のツヤ、テカリ、マットは下記の定義をしています。

ツヤ……鏡面反射と拡散反射を組み合わせた光沢の乗った肌(健やかな肌の光沢状態を再現した画像)
テカリ……鏡面反射が多い肌の特徴を強調した光沢の乗った肌(皮脂が多い肌の光沢状態を再現した画像)
マット……光沢を取り除いた肌

これらの画像に対し、調査では以下の項目について 評価をしてもらいました。

① 魅力的な  ② 好感が持てる  ③ 褒めたくなる  ④ 幸せそうだ
⑤ 女性らしい   ⑥ 健康的な  ⑦ 疲れて見える  ⑧ 肌にツヤがある
⑨ 肌にテカリがある   ⑩ 肌が明るい

実年齢より3歳若く見えるという報告も

すると、評価項目のうち①~⑦の感性的な項目において、下図のようにテカリやマットよりもツヤがあるほうが、圧倒的に高評価が得られたそうです。

光沢の種類による印象の違い(評価項目①から⑦までの総合得点)

そして、見た目から推定される年齢においても、ツヤがあるほうが約3歳、実年齢よりも若く見えるという結果も出ています。

顔の光沢と印象年齢の違い

毎日のお手入れでツヤを作ろう

この共同研究によって、顔のツヤが好印象につながることがわかりました。それは、マスクをつけた状態でも、画面越しでも、同じことが言えます。

まずは、毎日のお手入れで、外側からの美容的なアプローチをしていきましょう。それと同時に、ストレスをきちんと解消することも忘れずに。自分と向き合い、自分の考えや意見を尊重する、自分を大切にすることも、内側からのツヤ作りには大切です。

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資生堂

RSS情報:https://www.mylohas.net/2021/06/bihada_tsuya.html