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みんなの寄付で実現した奇跡の映画! アートをめぐる老夫婦の物語
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みんなの寄付で実現した奇跡の映画! アートをめぐる老夫婦の物語

2013-05-03 13:05

    NYに住む郵便局員と図書館勤めの夫婦がつつましい給料からアート作品を買い集め、それはやがて世界屈指の現代アートのコレクションに。高齢となった二人は、そのすべてをアメリカの国立美術館に寄贈する旅にでる......そんな実話を描いたドキュメンタリー映画ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」。

    その続編「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈り物が現在公開中です。じつは、この続編の公開に至るまで、もうひとつのドキュメンタリーがありました。

    「ハーブ&ドロシー」シリーズの監督は、1987年からNYに住みテレビ番組制作を手がけてきた日本人女性・佐々木芽生さん。趣味を楽しみ、寄贈することを選んだ夫婦のライフスタイルが話題を呼び、前作は世界中で大ヒットとなりました。




    その人気に応えるべく続編の制作を決めた佐々木監督でしたが、製作資金不足という問題にぶつかります。そこで製作費や宣伝費、配給費、ドロシー来日の資金集めのために「クラウド・ファンディングで1000万円の寄付を募ることにしました

    クラウド・ファンディングは、インターネットを使って小額を多数の支援者から募り、アート、音楽、映画などのプロジェクトを実現する、という資金調達とサポーター集めの方法。誰でも気軽に支援に参加ができるため、ここ数年欧米で広まってきました。

    欧米では、1億を超える事例もあるものの、日本での知名度は低く1000万円は未知の領域。はじめは無謀かと思われたプロジェクトでしたが、見事期限内に目標を達成。その後も「期限を過ぎてしまったけれど応援したい」という希望者のために期限を延長し、最終的にはアメリカと日本の915人から日本最高額の1400万円もが集まりました

    映画の製作・公開に至るまでもがまるで作品のよう! 誰かの夢を応援する寄付・支援の思いは世界共通なんですね。ハーブとドロシーのストーリーに加え、そんな映画の背景にも思いを巡らせるともっと楽しめそうです。

    [ハーブ&ドロシー ふたりからの贈り物,motion gallery]
    監督:佐々木芽生
    3月30日(土)より、新宿ピカデリー、東京都写真美術館ほか全国順次ロードショー
    全国の上映情報はこちら>>

    (c) 2013 Fine Line Media,Inc. All Rights Reserved.

    (松浦松子)

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2013/05/029517herbanddoroth.html
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