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血行促進、疲労回復に効果あり!? 端午の節句は菖蒲湯がおすすめ
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血行促進、疲労回復に効果あり!? 端午の節句は菖蒲湯がおすすめ

2013-05-03 12:33

    5月5日は端午の節句。「男の子の成長を祝う日」というイメージがありますが、それが定着したのは江戸時代。奈良時代から続くこの伝統行事は、本来は無病息災を祈るものだったそう。春から夏へと体調を壊しやすい季節の変わり目に、薬草詰みをしたり、災厄を避ける儀式などが行われていたようです。


    出世がかなう!? 縁起のいい「菖蒲湯」

    端午の節句といえば欠かせないのが「菖蒲湯」ですよね。スラリと伸びた菖蒲の葉の香りをかぐと、身も心もシャキッとします。実は昔の人も同じように思っていたようで、古来から菖蒲の葉をお酒に浸して飲んだり、寝るときの枕元に置いて邪気を払っていたのだとか。また武家社会では、葉の形が刀に似ていたり、菖蒲(しょうぶ)が尚武(しょうぶ:武道を尊ぶ)と同音なことから、"武人として子息がすくすくと育つように"と、端午の節句に男の子の成長と出世を祈るようになったのだそうです。


    血行促進、疲労回復にいい! 頼もしい菖蒲のパワー

    科学的にも、菖蒲に含まれるアザロンやオイゲノールという芳香成分は、血行促進、疲労回復に効果があると言われています。そんなパワーを持つ薬草を湯船に浮かべるのは、いわば昔ながらのアロマテラピー、十分理にかなっているのですね!

    この時期、菖蒲はスーパーや花屋さんでも買えますので、菖蒲湯を試してみませんか。長い葉のままお風呂に浮かべても、刻んで袋に入れてもヨシ。でも、準備が面倒だなと思うならば、5月5日に全国各地で菖蒲湯を実施する銭湯もあるから、そちらを利用するのもおすすめです(詳しくは最寄りの銭湯組合にお問い合わせを)。

    端午の節句は男の子のお祝いだと思いがちですが、実は老若男女誰でもOKなイベント。5月5日に縁起のよい菖蒲湯に浸かれば、出世の道も開けるかも......知れませんね!


    [東京都浴場協会 : しょうぶ湯の由来]

    photo by Thinkstock/Getty Images

    (さとう葉)

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2013/05/029029post_1756.html
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